全パッケージ  クラス階層  このパッケージ  前項目  次項目  インデックス

クラス java.applet.Applet

java.lang.Object
   |
   +----java.awt.Component
           |
           +----java.awt.Container
                   |
                   +----java.awt.Panel
                           |
                           +----java.applet.Applet

public class Applet
extends Panel
アプレットとは、単独で動作することはなく、ほかのアプリケーションの中に埋め込んだ形で実行される小さなプログラムです。

Applet クラスは、Web ページに埋め込むアプレット、または Java Applet Viewer で見るすべてのアプレットのスーパークラスです。Applet クラスは、アプレットとその環境との間の標準インタフェースの役割を果たします。


Constructor Index

 o Applet()

Method Index

 o destroy()
ブラウザまたはアプレットビューワによって呼び出され、このアプレットが停止しつつあり、割り当てられているすべてのリソースを破棄する必要があることを通知する。
 o getAppletContext()
アプレットのコンテキストを得る。アプレットはコンテキストを使用して、アプレットの実行環境に関する情報を得たり、環境を制御したりすることができる。
 o getAppletInfo()
アプレットについての情報を返す。
 o getAudioClip(URL)
URL 引数で指定した AudioClip オブジェクトを返す。
 o getAudioClip(URL, String)
URL 引数と name 引数で指定したAudioClip オブジェクトを返す。
 o getCodeBase()
基本 URL を取得する。
 o getDocumentBase()
ドキュメントの URL を取得する。
 o getImage(URL)
Image オブジェクトを返す。このオブジェクトを画面上に描画することができる。
 o getImage(URL, String)
Image オブジェクトを返す。このオブジェクトを画面上に描画することができる。
 o getLocale()
アプレットのロケールを取得する (設定されている場合)。
 o getParameter(String)
HTML タグ内にある指定のパラメータの値を返す。
 o getParameterInfo()
このアプレットが理解することのできるパラメータに関する情報を返す。
 o init()
ブラウザまたはアプレットビューワによって呼び出され、アプレットがシステムにロードされたことを通知する。
 o isActive()
アプレットがアクティブかどうかを判別する。
 o play(URL)
指定した絶対 URL にあるオーディオクリップを再生する。
 o play(URL, String)
指定した URL とそれに対する相対位置が表すオーディオクリップを再生する。
 o resize(Dimension)
アプレットのサイズ変更を要求する。
 o resize(int, int)
アプレットのサイズ変更を要求する。
 o setStub(AppletStub)
アプレットのスタブを設定する。
 o showStatus(String)
引数に指定した文字列を「ステータスウィンドウ」に表示するよう要求する。
 o start()
ブラウザまたはアプレットビューワによって呼び出され、アプレットの実行を開始する。
 o stop()
ブラウザまたはアプレットビューワによって呼び出され、アプレットの実行を停止する。

Constructors

 o Applet
  public Applet()

Methods

 o setStub
  public final void setStub(AppletStub stub)
アプレットのスタブを設定します。これは、システムによって自動的に行われます。

パラメータ:
stub - 新しいスタブ
 o isActive
  public boolean isActive()
アプレットがアクティブかどうかを判別します。アプレットは、start メソッドが呼び出される直前にアクティブになり、stop メソッドが呼び出された直後に非アクティブになります。

返り値:
アプレットがアクティブの場合は true、 アプレットがアクティブではない場合は false
参照:
start, stop
 o getDocumentBase
  public URL getDocumentBase()
アプレットが埋め込まれているドキュメントの URL を取得します。

返り値:
このアプレットを含むドキュメントの URL
参照:
getCodeBase
 o getCodeBase
  public URL getCodeBase()
基本 URL を取得します。これはアプレット自身の URL です。

返り値:
このアプレットの URL
参照:
getDocumentBase
 o getParameter
  public String getParameter(String name)
HTML タグ内にある指定のパラメータの値を返します。たとえば、アプレットが次のように指定されているとします。
 <applet code="Clock" width=50 height=50>
 <param name=Color value="blue">
 </applet>
 

この場合、getParameter("Color")"blue" という値を返します。

name 引数は大小文字を区別して指定します。

パラメータ:
name - パラメータの名前
返り値:
指定したパラメータの値
 o getAppletContext
  public AppletContext getAppletContext()
アプレットのコンテキストを得ます。アプレットは、コンテキストを使用して実行環境に関する情報を得たり、実行環境を制御することができます。

アプレットの環境とは、アプレットを含んでいるドキュメントを表します。

返り値:
アプレットのコンテキスト
 o resize
  public void resize(int width,
                     int height)
アプレットのサイズ変更を要求します。

パラメータ:
width - アプレットの新しい幅
height - アプレットの新しい高さ
オーバーライド:
クラス Componentresize
 o resize
  public void resize(Dimension d)
アプレットのサイズ変更を要求します。

パラメータ:
d - 新しい幅と高さを表すオブジェクト
オーバーライド:
クラス Componentresize
 o showStatus
  public void showStatus(String msg)
引数に指定した文字列を「ステータスウィンドウ」に表示するよう要求します。大部分のブラウザやアプレットビューワにはステータスウィンドウがあり、アプリケーションはこれを使用してユーザーに現在の状態を知らせることができます。

パラメータ:
msg - ステータスウィンドウに表示する文字列
 o getImage
  public Image getImage(URL url)
画面上に表示することのできる Image オブジェクトを返します。引数 url には、絶対 URL を指定する必要があります。

このメソッドは、イメージがあるかどうかに関らず、すぐにオブジェクトを返します。データはアプレットがイメージを画面に描画しようとしたときにロードされます。イメージは少しずつ画面上に描画されていきます。

パラメータ:
url - イメージの位置を表す絶対 URL
返り値:
指定した URL にあるイメージ
参照:
Image
 o getImage
  public Image getImage(URL url,
                        String name)
画面に表示することのできる Image オブジェクトを返します。url 引数には絶対 URL を指定します。name 引数には、url 引数に対して相対的な位置を指定します。

このメソッドは、イメージがあるかどうかに関らず、すぐにオブジェクトを返します。データはアプレットがイメージを画面に描画しようとしたときにロードされます。イメージは少しずつ画面上に描画されていきます。

パラメータ:
url - イメージの基本位置を表す絶対 URL
name - url 引数からのイメージの相対位置
返り値:
指定した URL にあるイメージ
参照:
Image
 o getAudioClip
  public AudioClip getAudioClip(URL url)
URL 引数に指定した AudioClip オブジェクトを返します。

このメソッドは、オーディオクリップがあるかどうかに関らず、すぐにオブジェクトを返します。このアプレットがオーディオクリップを再生しようとしたときにデータがロードされます。

パラメータ:
url - オーディオクリップの位置を表す絶対 URL
返り値:
指定した URL にあるオーディオクリップ
参照:
AudioClip
 o getAudioClip
  public AudioClip getAudioClip(URL url,
                                String name)
URL 引数と name 引数で指定した AudioClip オブジェクトを返します。

このメソッドは、オーディオクリップがあるかどうかに関わらず、すぐにオブジェクトを返します。このアプレットがオーディオクリップを再生しようとしたときにデータがロードされます。

パラメータ:
url - オーディオクリップの基本位置を表す絶対 URL
name - オーディオクリップの位置。url 引数からの相対位置で指定する
返り値:
指定した URL にあるオーディオクリップ
参照:
AudioClip
 o getAppletInfo
  public String getAppletInfo()
アプレットについての情報を返します。アプレットはこのメソッドをオーバーライドして、アプレットの作成者やバージョン、著作権についての情報を含む String を返すようにします。

Applet クラスのこのメソッドの実装では null を返します。

返り値:
アプレットの作成者、バージョン、著作権についての情報を含む文字列
 o getLocale
  public Locale getLocale()
アプレットのロケールを取得します (設定されている場合)。ロケールが設定されていない場合は、デフォルトのロケールを返します。

返り値:
[作成中]
オーバーライド:
クラス ComponentgetLocale
 o getParameterInfo
  public String[][] getParameterInfo()
このアプレットが理解できるパラメータについての情報を返します。アプレットはこのメソッドをオーバーライドして、これらのパラメータについての情報を含む String を返します。

配列の各要素は 3 つの String のセットで、名前、型、説明を含みます。次に例を示します。

 String pinfo[][] = {
	 {"fps",    "1-10",    "frames per second"},
	 {"repeat", "boolean", "repeat image loop"},
	 {"imgs",   "url",     "images directory"}
 };
 

Applet クラスのこのメソッドの実装では null を返します。

返り値:
このアプレットが探すパラメータについての情報を含む配列
 o play
  public void play(URL url)
指定した絶対 URL にあるオーディオクリップを再生します。オーディオクリップがみつからない場合は何も起こりません。

パラメータ:
url - オーディオクリップの位置を表す絶対 URL
 o play
  public void play(URL url,
                   String name)
指定した URL とそれに対する相対修飾子によって指定したオーディオクリップを再生します。オーディオクリップがみつからない場合は何も起こりません。

パラメータ:
url - オーディオクリップの位置を表す絶対 URL
name - オーディオクリップの位置。url 引数に対する相対位置で指定する
 o init
  public void init()
ブラウザまたはアプレットビューワによって呼び出され、このアプレットがシステムにロードされたことを通知します。このメソッドは start メソッドが呼び出される直前に常に呼び出されます。

Applet のサブクラスで初期化処理を行う必要がある場合は、このメソッドをオーバーライドします。たとえば、スレッドを使用するアプレットの場合は、init メソッドを使用してスレッドを作成し、destroy メソッドを使用してスレッドを破棄します。

Applet クラスのこのメソッドの実装では何も行いません。

参照:
destroy, start, stop
 o start
  public void start()
ブラウザまたはアプレットビューワによって呼び出され、このアプレットの実行を開始するように要求します。このメソッドは init メソッドの後に呼び出され、Web ページ上でアプレットがアクティブになるたびに呼び出されます。

アプレットを含む Web ページが表示されるたびに何らかの処理を行う場合、Applet のサブクラスでこのメソッドをオーバーライドします。たとえば、アニメーションを含むアプレットの場合は、start メソッドを使用してアニメーションを再生し、stop メソッドを使ってアニメーションを停止します。

Applet クラスのこのメソッドの実装では何も行いません。

参照:
destroy, init, stop
 o stop
  public void stop()
ブラウザまたはアプレットビューワによって呼び出され、このアプレットの実行を停止するように要求します。このメソッドは、アプレットを含む Web ページの代わりに別の Web ページが表示されたときに呼び出され、アプレットが破棄される直前に呼び出されます。

アプレットを含む Web ページが非表示になるたびに何らかの処理を行う場合、Applet のサブクラスではこのメソッドをオーバーライドします。たとえば、アニメーションを含むアプレットの場合は、start メソッドを使用してアニメーションを再生し、stop メソッドを使ってアニメーションを停止します。

Applet クラスのこのメソッドの実装では何も行いません。

参照:
destroy, init
 o destroy
  public void destroy()
ブラウザまたはアプレットビューワによって呼び出され、このアプレットが停止しつつあり、割り当てられているすべてのリソースを破棄する必要があることを通知します。destroy メソッドの前に、stop メソッドが必ず呼び出されます。

破棄する前に何らかの処理を行う必要がある場合、Applet のサブクラスではこのメソッドをオーバーライドします。たとえば、スレッドを使用するアプレットの場合は、 init メソッドを使用してスレッドを作成し、 destroy メソッドを使用してスレッドを破棄します。

Applet クラスのこのメソッドでは何も行いません。

参照:
init, start, stop

全パッケージ  クラス階層  このパッケージ  前項目  次項目  インデックス