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System
には便利なクラスフィールドおよびメソッドがあります。インスタンスを作成することはできません。
クラス System
によって得られる機能には標準入力、標準出力、およびエラー出力ストリーム、外部的に定義された " プロパティ " へのアクセス、ファイルおよびライブラリのローディング方法、配列の一部をすみやかにコピーするユーティリティメソッドがあります。
libname
によって指定されるシステムライブラリをロードする。
Properties
に設定する。
public static final InputStream in
public static final PrintStream out
単純なスタンドアロンの Java アプリケーションにおいて、出力データのラインを書き込む一般的な方法は以下の通りです。
System.out.println(data)
クラス PrintStream
のメソッド println
を参照して下さい。
public static final PrintStream err
通常、このストリームはディスプレイ出力、またはホスト環境やユーザによって指定される出力先の出力と一致します。主な出力ストリームである変数 out
値を、一般的に継続モニターしないファイルまたはその他の転送先に再度返す場合であっても、規定により、この出力ストリームはユーザに注意を促すためにすばやく表示されるエラーメッセージまたはその他の情報を表示するために使用します。
public static void setIn(InputStream in)
public static void setOut(PrintStream out)
public static void setErr(PrintStream err)
public static void setSecurityManager(SecurityManager s)
SecurityException
をスローします。そうでない場合は、引数を現在のセキュリティマネージャに設定します。引数が null
であり、セキュリティマネージャが設定されていない場合は、何も処理しません。
public static SecurityManager getSecurityManager()
null
を返す。
public static native long currentTimeMillis()
" コンピュータ時間 " と協定世界時間 (UTC) との間に発生する微妙な食い違いについてはクラス Date
の説明を参照して下さい。
public static native void arraycopy(Object src, int src_position, Object dst, int dst_position, int length)
src
によって参照されるソース配列から dst
によって参照される転送先配列にコピーします。コピーされるコンポーネントの数は、引数 length
と一致します。ソース配列の srcOffset
から srcOffset+length-1
までの位置にあるコンポーネントを、転送先の配列の dstOffset
から dstOffset+length-1
までの位置にそれぞれコピーします。
引数 src
および dst
が同じ配列オブジェクトである場合、まず srcOffset
から srcOffset+length-1
までの位置にあるコンポーネントをテンポラリ配列 length
のコンポーネントにコピーし、次にテンポラリ配列の内容を引数配列の dstOffset
から dstOffset+length-1
にコピーを実行します。
下記のいずれが true の場合、 ArrayStoreException
をスローし、転送先を修正しません。
src
が配列でないオブジェクトである。
dst
が配列でないオブジェクトである。
src
および引数 dst
がコンポーネントの種類が異なるプリミティブ型である配列である。
src
がプリミティブコンポーネント型を持つ配列であり、引数 dst
が参照コンポーネント型を持つ配列である。
src
が参照コンポーネント型を持つ配列であり、引数dst
がプリミティブコンポーネント型を持つ配列である。
そうでない場合、下記のいずれかが true であるなら
ArrayIndexOutOfBoundsException
をスローし、転送先を修正しません。
srcOffset
が negative である。
dstOffset
が negative である。
length
が negative である。
srcOffset+length
が元の配列の長さ src.length
を超過する。
dstOffset+length
が転送先の長さ dst.length
を超過する。
そうでない場合、srcOffset
から srcOffset+length-1
までの位置にあるソース配列の実際のコンポーネントが、代入変換によって転送先配列のコンポーネント型に変換できない時、 ArrayStoreException
を返します。この場合、 k を長さよりも少なく負の数でない最少整数型にして、 src[srcOffset+
k]
が転送先配列のコンポーネント型に変換できないようにします。例外をスローする場合は、 srcOffset
から srcOffset+
k-1
に位置するソース配列のコンポーネントは既に dstOffset
から dstOffset+
k-1
に位置する転送先配列にコピーされています。また、転送先のその他の位置は修正されていません。
src
の要素が配列 dest
に保存できなかった場合
public static native int identityHashCode(Object x)
public static Properties getProperties()
セキュリティマネージャがある場合、メソッド checkPropertiesAccess
を引数を用いることなく呼び出します。これはセキュリティの例外を引き起こすことがあります。
システムプロパティの現在の設定を、 Properties
オブジェクトとして返します。システムプロパティの現在の設定がない場合、システムプロパティの設定をまず作成して、初期化します。
システムプロパティのこの設定には常に以下のキーの値があります。
キー | 関連する値の説明 |
---|---|
java.version |
Java のバージョンナンバー |
java.vendor |
Java のベンダー特定の文字列 |
java.vendor.url |
Java のベンダー URL |
java.home |
Java のインストール先ディレクトリ |
java.class.version |
Java のクラスのフォーマットバージョンナンバー |
java.class.path |
Java のクラスのパス |
os.name |
OS 名 |
os.arch |
OS アーキテクチャ |
os.version |
OS バージョン |
file.separator |
ファイル分離文字 (UNIX では "/") |
path.separator |
パス分離文字 (UNIX では ":") |
line.separator |
ライン分離文字 (UNIXでは "\n") |
user.name |
ユーザアカウント名 |
user.home |
ユーザホームディレクトリ |
user.dir |
ユーザの現在の作業ディレクトリ |
public static void setProperties(Properties props)
Properties
に設定します。
まず、セキュリティマネージャがある場合、引数を用いることなくメソッド checkPropertiesAccess
を呼び出します。これによってセキュリティ例外となります。
引数は、メソッド getProperty
により、使用するシステムプロパティの現在の設定となります。引数が null
である場合、システムプロパティの現在の設定を忘れます。
public static String getProperty(String key)
セキュリティマネージャがある場合、キーを用いてメソッド checkPropertyAccess
をその引数として呼び出します。これによりシステムの例外となることがあります。
システムプロパティの現在の設定がない場合、システムプロパティの設定をまず作成して、メソッド getProperties
と同じ方法により初期化します。
null
public static String getProperty(String key, String def)
セキュリティマネージャがある場合、key
を用いてメソッド checkPropertyAccess
をその引数として呼び出します。
システムプロパティの現在の設定がない場合、システムの設定をまず作成し、メソッド getProperties
と同じ方法で初期化します。
public static String getenv(String name)
java.lang.System.getProperty
メソッドおよび Boolean
、Integer
、Long
プリミティブ型の対応する get
TypeName メソッドのシステムプロパティです。例えば、
String classPath = System.getProperty("java.class.path",".");
if (Boolean.getBoolean("myapp.exper.mode")) enableExpertCommands();
null
public static void exit(int status)
このメソッドはクラス Runtime
のメソッド exit
を呼び出します。このメソッドは決して正常には返りません。
public static void gc()
メソッド gc
の呼び出しは、現在占有しているメモリを再度迅速に利用するために、 Java の仮想マシンが使用しないオブジェクトのリサイクルを実行することを意味します。controlがメソッド呼び出しから返る場合、Java の仮想マシンは使用しないオブジェクトすべてからスペースを再生するよう最大限努力します。
public static void runFinalization()
このメソッドの呼び出しは、 Java の仮想マシンが、廃棄されていることが判っていてメソッド finalize
が実行されていないオブジェクトのメソッド finalize
を実行を試みることを意味します。 control がメソッド呼び出しから返る場合、Java の仮想マシンは未処理のファイナライズのすべてを実行するよう試みます。
public static void runFinalizersOnExit(boolean value)
public static void load(String filename)
このメソッドはクラス Runtime
のメソッドload
を呼び出します。
public static void loadLibrary(String libname)
libname
によって指定されるシステムライブラリをロードします。ライブラリ名が実際のシステムライブラリにマップされる方法はシステムによって異なります。
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