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java.lang.Object | +----java.lang.Runtime
finalize
メソッドを実行する。
finalize
メソッドを有効または無効にする。これによって、自動的に実行されない finalize
メソッドをもつ全オブジェクトの finalize
メソッドを、Java 実行時を終了する際に実行することができる。
public static Runtime getRuntime()
Runtime
オブジェクト
public void exit(int status)
セキュリティマネージャがある場合は、その checkExit
メソッドが呼び出され、引数としてステータスが渡されます。これによってセキュリティ例外が発生することがあります。
引数はステータスコードとして解釈されます。一般に、ゼロ以外のステータスコードは異常終了を表します。
public static void runFinalizersOnExit(boolean value)
finalize
メソッドを有効または無効にします。このようにすると、自動的に呼び出されなかった finalize
メソッドをもつ全オブジェクトの finalize
メソッドを、Java 仮想マシンの終了前に実行することができます。デフォルトでは、終了時の finalize
メソッドは無効です。runFinalizersOnExit メソッドを呼び出せるのは、呼び出し元が終了を許可されている場合だけです。それ以外の場合はセキュリティマネージャによって拒否されます。
public Process exec(String command) throws IOException
command
引数はトークンに解析され、その後独立したプロセスとして実行されます。このメソッドの機能は exec(command, null)
とまったく同じです。
Process
オブジェクト
public Process exec(String command, String envp[]) throws IOException
このメソッドは command
文字列をトークンに分解し、そのトークンを含む新しい配列 cmdarray
を作成します。その後、exec(cmdarray, envp)
を呼び出します。
Process
オブジェクト
public Process exec(String cmdarray[]) throws IOException
cmdarray
引数で指定したコマンドトークンは、独立したプロセスでコマンドとして実行されます。このメソッドの機能は exec(cmdarray, null)
とまったく同じです。
Process
オブジェクト
public Process exec(String cmdarray[], String envp[]) throws IOException
セキュリティマネージャがある場合は、checkExec
メソッドが呼び出され、配列 cmdarray
の最初の要素が引数として渡されます。この結果、セキュリティ例外がスローされることがあります。
コマンドラインのトークンを表す文字列配列 cmdarray
と、システムプロパティを定義する「環境」を表す文字列配列 envp
を指定すると、新しいプロセスが作成され、指定したコマンドがその中で実行されます。
Process
オブジェクト
public native long freeMemory()
totalMemory
メソッドによって返される値よりも必ず小さくなります。gc
メソッドを呼び出すと、freeMemory
によって返される値を増やすことができます。
public native long totalMemory()
public native void gc()
gc
というメソッド名は「garbage
collector」の頭字をとったものです。gc
メソッドを明示的に呼び出さなくても、Java 仮想マシンはこのリサイクル処理を必要に応じて行います。
public native void runFinalization()
finalize
メソッドを中断しているオブジェクトの、finalize
メソッドを実行します。このメソッドを実行すると、Java 仮想マシンは、すでに破棄されているのに finalize
メソッドが実行されていないというオブジェクトの、finalize
メソッドを実行しようとします。Java 仮想マシンが中断されている finalize
メソッドをすべて完了したあと、このメソッドが終了して制御が戻ります。
runFinalization
を明示的に呼び出さなくても、Java 仮想マシンは必要に応じて finalize
メソッドを自動的に実行します。
public native void traceInstructions(boolean on)
boolean
引数に true
を指定すると、このメソッドは Java 仮想マシンに、Java 仮想マシンで実行する各命令についての詳細なトレースを出力するように要求します。仮想マシンは、この機能をサポートしていない場合、この要求を無視することがあります。トレースの出力先はシステムによって異なります。
boolean
引数に false
を指定すると、Java 仮想マシンは命令の詳細トレースの出力を停止します。
true
、この機能を無効にする場合は false
public native void traceMethodCalls(boolean on)
boolean
引数に true
を指定すると、このメソッドは Java 仮想マシンに、Java 仮想マシンで呼び出す各メソッドについての詳細なトレースを出力するように要求します。仮想マシンは、この機能をサポートしていない場合、この要求を無視することがあります。トレースの出力先はシステムによって異なります。
boolean
引数に false
を指定すると、Java 仮想マシンはメソッドの詳細トレースの出力を停止します。
true
、この機能を無効にする場合は false
public synchronized void load(String filename)
java_g
から利用すると、「so」の前に「_g」が自動的に挿入されます (Runtime.getRuntime().load("/home/avh/lib/libX11.so")
など)。
セキュリティマネージャがある場合は、checkLink
メソッドが呼び出され、filename
が引数として渡されます。この結果、セキュリティ例外がスローされることがあります。
public synchronized void loadLibrary(String libname)
セキュリティマネージャがある場合は、checkLink
が呼び出されて、引数として filename
が渡されます。この結果、セキュリティ例外がスローされることがあります。
同じライブラリ名を指定してこのメソッドを複数回呼び出すと、2 回目以降の呼び出しは無視されます。
public InputStream getLocalizedInputStream(InputStream in)
InputStreamReader
および BufferedReader
クラスを経由することです。
InputStream
を受け取り、InputStream
を返します。返されるストリームは、ローカライズされているということを除くと、引数に指定したストリームとまったく同じです。ローカル文字セットの文字をストリームから読み込むと、ローカル文字から Unicode に自動的に変換されます。
引数に指定したストリームがすでにローカライズされている場合は、そのストリームが返されます。
public OutputStream getLocalizedOutputStream(OutputStream out)
OutputStreamWriter
、BufferedWriter
および PrintWriter
クラスを経由することです。
OutputStream
を受け取り、OutputStream
を返します。返されるストリームは、ローカライズされているということを除くと、引数に指定したストリームとまったく同じです。ストリームに書き込まれた Unicode 文字は、ローカル文字セットに自動的に変換されます。
引数に指定したストリームがすでにローカライズされている場合は、そのストリームが返されます。
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