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クラス java.lang.SecurityManager

java.lang.Object
   |
   +----java.lang.SecurityManager

public abstract class SecurityManager
extends Object
セキュリティマネージャは、アプリケーションでセキュリティポリシーを実装するための抽象クラスです。アプリケーションではこのクラスを使用して、安全性の低い操作または不安定な操作を行う前に、その操作の内容と、その操作を行っているクラスがローカルにインストールされたクラスか、それともクラスローダーを介して作成されたクラスかを判別することができます。クラスローダーを介して作成されたクラス (特にネットワークを介してダウンロードされたクラス) は、ファイルからローカルにインストールされたクラスに比べて安全性が低いといえます。アプリケーションではその操作を禁止したり許可したりすることができます。

SecurityManager クラスには、名前が check という文字で始まるメソッドが数多くあります。これらのメソッドは、Java ライブラリ内の各種クラスがセキュリティに影響を及ぼす可能性のある操作を行う前に、これらのメソッドから呼び出されます。このような check メソッド呼び出しの一般的な例を次に示します。

     SecurityManager security = System.getSecurityManager();
     if (security != null) {
         security.checkXXX(argument,  . . . );
     }
 

セキュリティマネージャは例外をスローすることによって操作が完了するのを防ぐ機会を与えられます。セキュリティマネージャルーチンは、操作が許可される場合は何も行わずに戻ります。操作が許可されない場合は SecurityException をスローします。ただし、checkTopLevelWindow は唯一の例外で、 boolean 値を返します。

現在のセキュリティマネージャを設定するには、System クラスの setSecurityManager メソッドを使用します。現在のセキュリティマネージャを取得するには getSecurityManager メソッドを使用します。

checkXXX メソッドは、デフォルトでは呼び出し元のメソッドは要求された操作を行うことを許可されていないものと見なします。

参照:
ClassLoader, SecurityException, checkTopLevelWindow, getSecurityManager, setSecurityManager

Variable Index

 o inCheck
セキュリティチェックを実行中の場合は true、それ以外の場合は false

Constructor Index

 o SecurityManager()
新しい SecurityManager を作成する。

Method Index

 o checkAccept(String, int)
呼び出し元のスレッドが、指定したホストとポート番号からのソケット接続の受け入れを許可されていない場合に SecurityException をスローする。
 o checkAccess(Thread)
呼び出し元のスレッドが、スレッドの引数の修正を許可されていない場合に SecurityException をスローする。
 o checkAccess(ThreadGroup)
呼び出し元のスレッドが、スレッドグループの引数の修正を許可されていない場合に、 SecurityException をスローする。
 o checkAwtEventQueueAccess()
クライアントが AWT イベント待ち行列へアクセスできるかどうかをテストする。
 o checkConnect(String, int)
呼びだし元のスレッドが、指定したホストとポート番号へのソケット接続を許可されていない場合に、SecurityException をスローする。
 o checkConnect(String, int, Object)
指定したセキュリティコンテキストで、指定したホストとポート番号へのソケット接続を許可されていない場合に、SecurityException をスローする。
 o checkCreateClassLoader()
呼び出し元のスレッドが、新しいクラスローダーの作成を許可されていない場合に、SecurityException をスローする。
 o checkDelete(String)
呼び出し元のスレッドが、指定のファイルを削除することを許可されていない場合に、SecurityException をスローする。
 o checkExec(String)
呼び出し元のスレッドが、サブプロセスを作成することを許可されていない場合に、SecurityException をスローする。
 o checkExit(int)
呼び出し元のスレッドが、指定したステータスコードで Java 仮想マシンを停止することを許可されていない場合に、SecurityException をスローする。
 o checkLink(String)
呼び出し元のスレッドが、文字列引数ファイルによって指定されたライブラリコードへのダイナミックリンクを許可されていない場合に、SecurityException をスローする。
 o checkListen(int)
呼び出し元のスレッドが、指定したローカルポート番号で接続を待機することを許可されていない場合に、SecurityException をスローする。
 o checkMemberAccess(Class, int)
クライアントが、メンバへのアクセスを許可されているかどうかをテストする。
 o checkMulticast(InetAddress)
現在の実行コンテキストが、IP マルチキャストの使用 (参加、脱退、送信、受信) を許可されているかどうかをテストする。
 o checkMulticast(InetAddress, byte)
現在の実行コンテキストが、IP マルチキャストの使用 (参加、脱退、送信、受信) を許可されているかどうかをテストする。
 o checkPackageAccess(String)
呼び出し元のスレッドが、引数で指定したパケットへのアクセスを許可されていない場合に、SecurityException をスローする。
 o checkPackageDefinition(String)
呼び出し元のスレッドが、引数で指定したパケット内でクラスを定義することを許可されていない場合に、SecurityException をスローする。
 o checkPrintJobAccess()
クライアントが印刷ジョブ要求を開始できるかどうかをテストする。
 o checkPropertiesAccess()
呼び出し元のスレッドが、システムプロパティへのアクセスや修正を許可されていない場合に、SecurityException をスローする。
 o checkPropertyAccess(String)
呼び出し元のスレッドが、指定した key を使ってシステムプロパティにアクセスすることを許可されていない場合に、SecurityException をスローする。
 o checkRead(FileDescriptor)
呼び出し元のスレッドが、指定したファイル記述子からの読み込みを許可されていない場合に、SecurityException をスローする。
 o checkRead(String)
呼び出し元のスレッドが、文字列引数で指定したファイルの読み込みを許可されていない場合に、SecurityException をスローする。
 o checkRead(String, Object)
指定したセキュリティコンテキストが、文字列引数で指定したファイルの読み込みを許可されていない場合に、SecurityException をスローする。
 o checkSecurityAccess(String)
セキュリティ API アクションのための特定の操作へのアクセスをテストする。
 o checkSetFactory()
呼び出し元のスレッドが、ServerSocket または Socket が使用するソケットファクトリ、または URL が使用するストリームハンドラファクトリの設定を許可されていない場合に、SecurityException をスローする。
 o checkSystemClipboardAccess()
クライアントがシステムクリップボードへアクセスできるかどうかをテストする。
 o checkTopLevelWindow(Object)
呼び出し元のスレッドに、window で指定したトップレベルのウィンドウを起動できるだけの信頼性がない場合に、false を返す。
 o checkWrite(FileDescriptor)
呼び出し元のスレッドが、指定したファイル記述子への書き込みを許可されていない場合に、SecurityException をスローする。
 o checkWrite(String)
呼び出し元のスレッドが、文字列引数で指定したファイルへの書き込みを許可されていない場合に、SecurityException をスローする。
 o classDepth(String)
指定したクラスのスタックの深さを返す。
 o classLoaderDepth()
クラスローダーを使って定義したクラスから実行した、最新のメソッドのスタックの深さを返す。
 o currentClassLoader()
スタック上で実行した最新のクラスローダーを説明したオブジェクトを返す。
 o currentLoadedClass()
実行スタック上に ClassLoader がある現在の Class を返す。
 o getClassContext()
現在の実行スタックをクラスの配列として返す。
 o getInCheck()
進行中のセキュリティチェックがあるかどうかをテストする。
 o getSecurityContext()
現在の実行環境をカプセル化するオブジェクトを作成する。
 o getThreadGroup()
このメソッドの呼び出し中に作成された新しいスレッドのインスタンスを作成するためのスレッドグループを返す。
 o inClass(String)
指定した String がこの Class 内にあるかどうかをテストする。
 o inClassLoader()
現在の ClassLoader が null かどうかをテストする。

Variables

 o inCheck
  protected boolean inCheck
このフィールドは、セキュリティチェックが進行中であれば true、進行中でなければ false になります。

Constructors

 o SecurityManager
  protected SecurityManager()
新しい SecurityManager を作成します。現在のセキュリティマネージャがすでにある場合、アプリケーションでは新しいセキュリティマネージャを作成することができません。

例外 : SecurityException
セキュリティマネージャがすでに存在する
参照:
getSecurityManager

Methods

 o getInCheck
  public boolean getInCheck()
セキュリティチェックが進行中かどうかをチェックします。

返り値:
inCheck フィールドの値。セキュリティチェックが進行中の場合は true、そうでない場合は false
参照:
inCheck
 o getClassContext
 protected native Class[] getClassContext()
現在の例外実行スタックをクラスの配列として返します。

配列の長さは、実行スタック上にあるメソッドの数になります。 添字 0 の要素は現在メソッドを実行中のクラス、添字 1 の要素はそのメソッドの呼び出しクラス、というようになります。

返り値:
実行スタック
 o currentClassLoader
 protected native ClassLoader currentClassLoader()
スタックで実行した最新のクラスローダーについて記述したオブジェクトを返します。

返り値:
クラスローダーを使って定義されたクラスからのメソッドのスタック上で、実行された最新のクラスローダー。クラスローダーを使って定義されたクラスからのメソッドのスタックに、クラスローダーがない場合は null
 o currentLoadedClass
  protected Class currentLoadedClass()
実行スタック上に ClassLoader がある現在の Class を返します。

 o classDepth
 protected native int classDepth(String name)
指定したクラスのスタックの深さを返します。

パラメータ:
name - 検索するクラスのフルネーム
返り値:
指定した名前をもつクラスのメソッドが、最初に現れるスタックフレームの深さ。このようなフレームが見つからない場合は -1
 o classLoaderDepth
 protected native int classLoaderDepth()
クラスローダーを使用して定義したクラスで実行した、最新のメソッドのスタックの深さを返します。

返り値:
クラスローダーを使って定義したクラスで実行した、最新のメソッドのスタックフレームの深さ。クラスローダーを使って定義したクラスのメソッドが出現しない場合は -1
 o inClass
  protected boolean inClass(String name)
指定した String がこの Class 内にあるかどうかをテストします。

パラメータ:
name - クラスのフルネーム
返り値:
指定した名前をもつクラスのメソッドが実行スタック上にある場合は true、ない場合は false
 o inClassLoader
  protected boolean inClassLoader()
現在の ClassLoader が null かどうかをテストします。

返り値:
クラスローダーを使って定義したクラスのメソッドが、実行スタック上にある場合は true
 o getSecurityContext
  public Object getSecurityContext()
現在の実行環境をカプセル化するオブジェクトを作成します。このメソッドの結果を 3 つの引数をもつ checkConnect メソッドと 2 つの引数をもつ checkRead メソッドで使用します。

信頼できるメソッドが、別のメソッドの代わりにファイルを読み込んだり、ソケットをオープンしたりするために呼び出されることがあるため、これらのメソッドが必要となります。信頼できるメソッドは、他の (おそらくは信頼できない) メソッドがその操作を自分で行うことを許可されているかどうかを、判別する必要があります。

返り値:
あとからセキュリティチェックを行うために、現在の実行環境についての十分な情報をカプセル化した実装依存のオブジェクト
参照:
checkConnect, checkRead
 o checkCreateClassLoader
  public void checkCreateClassLoader()
呼び出し元のスレッドが、新しいクラスローダーの作成を許可されていない場合に、SecurityException をスローします。

SecurityManager クラスの checkCreateClassLoader メソッドは常に SecurityException をスローします。

例外 : SecurityException
呼び出し元のスレッドが、新しいクラスローダーを作成する許可をもっていない
参照:
ClassLoader
 o checkAccess
  public void checkAccess(Thread g)
呼び出し元のスレッドが、スレッド引数の修正を許可されていない場合に、SecurityException をスローします。

このメソッドは、Thread クラスの stop, suspend, resume, setPriority, setName, setDaemon の各メソッドを呼び出すことによって、現在のセキュリティマネージャに対して呼び出されます。

SecurityManager クラスの checkAccess メソッドは常に SecurityException をスローします。

パラメータ:
g - チェックするスレッド
例外 : SecurityException
呼び出し元のスレッドが、スレッドを修正する許可をもっていない
参照:
getSecurityManager, resume, setDaemon, setName, setPriority, stop, suspend
 o checkAccess
  public void checkAccess(ThreadGroup g)
呼び出し元のスレッドが、スレッドグループの引数を修正することを許可されていない場合に、 SecurityException をスローします。

このメソッドは、新しい子スレッド、または子スレッドグループが作成されたときと、ThreadGroup クラスの setDaemon, setMaxPriority, stop, suspend, resume, destroy メソッドによって、現在のセキュリティマネージャに対して呼び出されます。

SecurityManager クラスの checkAccess は常に SecurityException をスローします。

パラメータ:
g - チェックするスレッドグループ
例外 : SecurityException
呼び出し元のスレッドが、、スレッドグループを修正する許可をもっていない
参照:
getSecurityManager, destroy, resume, setDaemon, setMaxPriority, stop, suspend
 o checkExit
  public void checkExit(int status)
呼び出し元のスレッドが、Java 仮想マシンを指定したステータスコードで停止することを許可されていない場合に、SecurityException をスローします。

このメソッドは、Runtime クラスの exit メソッドによって、現在のセキュリティマネージャに対して呼び出されます。ステータスコード 0 は成功を表し、その他の値は各種のエラーを表します。

SecurityManager クラスの checkExit メソッドは常に SecurityException をスローします。

パラメータ:
status - 終了ステータス
例外 : SecurityException
呼び出し元のスレッドが、指定した状況で Java 仮想マシンを停止する許可をもっていない
参照:
exit, getSecurityManager
 o checkExec
  public void checkExec(String cmd)
呼び出し元のスレッドが、サブプロセスを作成することを許可されていない場合に、 SecurityException をスローします。

このメソッドは、Runtime クラスの exec メソッドによって、現在のセキュリティマネージャに対して呼び出されます。

SecurityManager クラスの checkExec メソッドは常に SecurityException をスローします。

パラメータ:
cmd - 指定のシステムコマンド
例外 : SecurityException
呼び出し元のスレッドが、サブプロセスを作成する許可をもっていない
参照:
exec, exec, exec, exec, getSecurityManager
 o checkLink
  public void checkLink(String lib)
呼び出し元のスレッドが、文字列引数ファイルで指定したライブラリコードへのダイナミックリンクを許可されていない場合に、SecurityException をスローします。引数には、ライブラリ名だけを指定するか、完全なファイル名を指定します。

このメソッドは、Runtime クラスの load メソッドと loadLibrary メソッドによって、現在のセキュリティマネージャに対して呼び出されます。

SecurityManager クラスの checkLink メソッドは常に SecurityException をスローします。

パラメータ:
lib - ライブラリ名
例外 : SecurityException
呼び出し元のスレッドが、ライブラリへのダイナミックリンクの許可をもっていない
参照:
load, loadLibrary, getSecurityManager
 o checkRead
  public void checkRead(FileDescriptor fd)
呼び出し元のスレッドが、指定のファイル記述子からの読み取りを許可されていない場合に、SecurityException をスローします。

SecurityManager クラスの checkRead メソッドは常に SecurityException をスローします。

パラメータ:
fd - システム依存のファイル記述子
例外 : SecurityException
呼び出し元のスレッドが、指定したファイル記述子へアクセスする許可をもっていない
参照:
FileDescriptor
 o checkRead
  public void checkRead(String file)
呼び出し元のスレッドが、文字列引数で指定したファイルの読み取りを許可されていない場合に、SecurityException をスローします。

SecurityManager クラスへの checkRead メソッドは、常に SecurityException をスローします。

パラメータ:
file - システム依存のファイル名
例外 : SecurityException
呼び出し元のスレッドが、指定したファイルへアクセスする許可をもっていない
 o checkRead
  public void checkRead(String file,
                        Object context)
指定したセキュリティコンテキストが、文字列引数で指定したファイルを読み取る許可をもっていない場合に、SecurityException をスローします。コンテキストは、以前の getSecurityContext 呼び出しで返されたセキュリティコンテキストでなければなりません。

SecurityManager クラスの checkRead メソッドは、常に SecurityException をスローします。

パラメータ:
file - システム依存のファイル名
context - システム依存のセキュリティコンテキスト
例外 : SecurityException
指定したセキュリティコンテキストが、指定のファイルを読み取る許可をもっていない
参照:
getSecurityContext
 o checkWrite
  public void checkWrite(FileDescriptor fd)
呼び出し元のスレッドが、指定したファイル記述子への書き込みを許可されていない場合に、SecurityException をスローします。

SecurityManager クラスの checkWrite メソッドは、常に SecurityException をスローします。

パラメータ:
fd - システム依存のファイル記述子
例外 : SecurityException
呼び出し元のスレッドが、指定したファイル記述子へのアクセスを許可されていない
参照:
FileDescriptor
 o checkWrite
  public void checkWrite(String file)
呼び出し元のスレッドが、文字列引数で指定したファイルへの書き込みを許可されていない場合に、SecurityException をスローします。

SecurityManager クラスの checkWrite メソッドは常に SecurityException を返します。

パラメータ:
file - システム依存のファイル名
例外 : SecurityException
呼び出し元のスレッドが、指定のファイルへのアクセスを許可されていない
 o checkDelete
  public void checkDelete(String file)
呼び出し元のスレッドが、指定したファイルを削除することを許可されていない場合に、SecurityException をスローします。

このメソッドは、 File クラスの delete メソッドによって、現在のセキュリティマネージャに対して呼び出されます。

SecurityManager クラスの checkDelete メソッドは常に SecurityException をスローします。

パラメータ:
file - システム依存のファイル名
例外 : SecurityException
呼び出し元のスレッドが、指定したファイルの削除を許可されていない
参照:
delete, getSecurityManager
 o checkConnect
  public void checkConnect(String host,
                           int port)
呼び出し元のスレッドが、指定したホストとポート番号へのソケット接続をオープンすることを許可されていない場合に、SecurityException をスローします。

ポート番号 -1 は、呼び出し元のメソッドが指定したホスト名の IP アドレスを判別しようとしていることを表します。

SecurityManager クラスの checkConnect メソッドは常に SecurityException をスローします。

パラメータ:
host - 接続先のホスト名ポート
port - 接続先のプロトコルポート
例外 : SecurityException
呼び出し元のスレッドが、指定したホストポートへのソケット接続をオープンする許可をもっていない
 o checkConnect
  public void checkConnect(String host,
                           int port,
                           Object context)
指定したセキュリティコンテキストが、指定したホストとポート番号へのソケット接続をオープンする許可をもっていない場合に、SecurityException をスローします。

ポート番号 -1 は、呼び出し元のメソッドが、指定したホスト名の IP アドレスを判別しようとしていることを示します。

SecurityManager クラスの checkConnect メソッドは常に SecurityException をスローします。

パラメータ:
host - 接続先のホスト名ポート
port - 接続先のプロトコルポート
context - システム依存のセキュリティコンテキスト
例外 : SecurityException
指定したセキュリティコンテキストが、指定したホストポートへのソケット接続をオープンする許可をもっていない
参照:
getSecurityContext
 o checkListen
  public void checkListen(int port)
呼び出し元のスレッドが、指定したローカルポート番号で接続要求を待機することを許可されていない場合に、SecurityException をスローします。

SecurityManager クラスの checkListen メソッドは常に SecurityException をスローします。

パラメータ:
port - ローカルポート
例外 : SecurityException
呼び出し元のスレッドが、指定したポート上で要求を待機する許可をもっていない
 o checkAccept
  public void checkAccept(String host,
                          int port)
呼び出し元のスレッドが、指定したホストとポート番号からのソケット接続を受け取ることを許可されていない場合に、SecurityException をスローします。

このメソッドは、ServerSocket クラスの accept メソッドによって、現在のセキュリティマネージャに対して呼び出されます。

SecurityManager クラスの checkAccept メソッドは常に SecurityException をスローします。

パラメータ:
host - ソケット接続のホスト番号
port - ソケット接続のポート番号
例外 : SecurityException
呼び出し元のスレッドが、接続を受け入れる許可をもっていない
参照:
getSecurityManager, accept
 o checkMulticast
  public void checkMulticast(InetAddress maddr)
現在の実行コンテキストが、IP マルチキャストの使用 (参加、脱退、送信、受信) を許可されているかどうかをテストします。

パラメータ:
multicast - 使用するインターネットグループのアドレス
例外 : SecurityException
セキュリティエラーが発生した
 o checkMulticast
  public void checkMulticast(InetAddress maddr,
                             byte ttl)
現在の実行コンテキストが、IP マルチキャストの使用 (参加、脱退、送信、受信) を許可されているかどうかをテストします。

パラメータ:
multicast - 使用するインターネットグループのアドレス
ttl - 使用する値 (マルチキャスト送信の場合)
例外 : SecurityException
セキュリティエラーが発生した
 o checkPropertiesAccess
  public void checkPropertiesAccess()
呼び出し元のスレッドが、システムプロパティのアクセスまたは修正を許可されていない場合に、SecurityException をスローします。

このメソッドは、System クラスの getProperties および setProperties メソッドによって使用されます。

SecurityManager クラスの checkPropertiesAccess メソッドは常に SecurityException をスローします。

例外 : SecurityException
呼び出し元のスレッドが、システムプロパティをアクセスまたは修正する許可をもっていない
参照:
getProperties, setProperties
 o checkPropertyAccess
  public void checkPropertyAccess(String key)
呼び出し元のスレッドが、Keyで指定されたシステムプロパティへのアクセスを許可されていない場合に、SecurityException をスローします。

このメソッドは、System クラスの getProperty メソッドによって使用されます。

SecurityManager クラスの checkPropertiesAccess メソッドは常に SecurityException をスローします。

パラメータ:
key - システムプロパティのキー
例外 : SecurityException
呼び出し元のスレッドが、指定したシステムプロパティへアクセスする許可をもっていない
参照:
getProperty
 o checkTopLevelWindow
  public boolean checkTopLevelWindow(Object window)
呼び出し元のスレッドが、window 引数で指定した最上位のウィンドウを表示できるだけの信頼性をもっていない場合に、false を返します。この場合でも、呼び出し元のスレッドはウィンドウを表示することができますが、目にみえる何らかの警告が表示されます。このメソッドが true を返した場合は、特に制限なくウィンドウを表示することができます。

信頼性のあるウィンドウと信頼性のないウィンドウの詳細については、Window を参照してください。

SecurityManager クラスの checkSetFactory メソッドは常に false を返します。

パラメータ:
window - 作成される新しいウィンドウ
返り値:
呼び出し元のスレッドが、最上位のウィンドウを表示する信頼性をもっている場合は true、そうでない場合は false
例外 : SecurityException
ウィンドウの作成が全体的に許可されていない
参照:
Window
 o checkPrintJobAccess
  public void checkPrintJobAccess()
クライアントが印刷ジョブ要求を開始できるかどうかをテストします。

 o checkSystemClipboardAccess
  public void checkSystemClipboardAccess()
クライアントがシステムクリップボードにアクセスできるかどうかをテストします。

 o checkAwtEventQueueAccess
  public void checkAwtEventQueueAccess()
クライアントが AWT イベント待ち行列にアクセスできるかどうかをテストします。

 o checkPackageAccess
  public void checkPackageAccess(String pkg)
呼び出し元のスレッドが、引数で指定したパッケージへのアクセスを許可されていない場合に、SecurityException をスローします。

このメソッドはクラスローダーの loadClass メソッドによって使用されます。

SecurityManager クラスの checkPackageAccess メソッドは常に SecurityException をスローします。

パラメータ:
pkg - パケット名
例外 : SecurityException
呼び出し元のスレッドが、指定したパッケージへアクセスする許可をもっていない
参照:
loadClass
 o checkPackageDefinition
  public void checkPackageDefinition(String pkg)
呼び出し元のスレッドが、引数で指定したパッケージ内のクラスを定義することを許可されていない場合に、SecurityException をスローします。

このメソッドは、一部のクラスローダーの loadClass メソッドによって使用されます。

SecurityManager クラスの checkPackageDefinition メソッドは常に SecurityException をスローします。

パラメータ:
pkg - パケット名
例外 : SecurityException
呼び出し元のスレッドが、指定したパッケージ内のクラスを定義する許可をもっていない
参照:
loadClass
 o checkSetFactory
  public void checkSetFactory()
呼び出し元のスレッドが、 ServerSocket または Socket が使用するソケットファクトリ、または URL が使用するストリームハンドラファクトリを設定することを許可されていない場合に、SecurityException をスローします。

SecurityManager クラスの checkSetFactory メソッドは常に SecurityException をスローします。

例外 : SecurityException
呼び出し元のスレッドが、ソケットファクトリまたはストリームハンドラファクトリを設定する許可をもっていない
参照:
setSocketFactory, setSocketImplFactory, setURLStreamHandlerFactory
 o checkMemberAccess
  public void checkMemberAccess(Class clazz,
                                int which)
クライアントがメンバにアクセスする許可をもっているかどうかをテストします。アクセスが拒否された場合は SecurityException をスローします。デフォルトのポリシーでは、すべてのアクセスが拒否されます。

 o checkSecurityAccess
  public void checkSecurityAccess(String action)
セキュリティ API アクションに対する特定の操作へのアクセスをテストします。

 o getThreadGroup
  public ThreadGroup getThreadGroup()
このメソッドを呼び出したときに作成される、すべての新しいスレッドのをインスタンスを作成するためのスレッドグループを返します。デフォルトでは、現在のスレッドのスレッドグループを返します。セキュリティマネージャごとにこのクラスをオーバーライドし、適切なスレッドグループを返すようにしてください。


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