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クラス java.lang.SecurityManager
java.lang.Object
|
+----java.lang.SecurityManager
- public abstract class SecurityManager
- extends Object
セキュリティマネージャは、アプリケーションでセキュリティポリシーを実装するための抽象クラスです。アプリケーションではこのクラスを使用して、安全性の低い操作または不安定な操作を行う前に、その操作の内容と、その操作を行っているクラスがローカルにインストールされたクラスか、それともクラスローダーを介して作成されたクラスかを判別することができます。クラスローダーを介して作成されたクラス (特にネットワークを介してダウンロードされたクラス) は、ファイルからローカルにインストールされたクラスに比べて安全性が低いといえます。アプリケーションではその操作を禁止したり許可したりすることができます。
SecurityManager
クラスには、名前が check
という文字で始まるメソッドが数多くあります。これらのメソッドは、Java ライブラリ内の各種クラスがセキュリティに影響を及ぼす可能性のある操作を行う前に、これらのメソッドから呼び出されます。このような check メソッド呼び出しの一般的な例を次に示します。
SecurityManager security = System.getSecurityManager();
if (security != null) {
security.checkXXX(argument, . . . );
}
セキュリティマネージャは例外をスローすることによって操作が完了するのを防ぐ機会を与えられます。セキュリティマネージャルーチンは、操作が許可される場合は何も行わずに戻ります。操作が許可されない場合は SecurityException
をスローします。ただし、checkTopLevelWindow
は唯一の例外で、 boolean
値を返します。
現在のセキュリティマネージャを設定するには、System
クラスの setSecurityManager
メソッドを使用します。現在のセキュリティマネージャを取得するには getSecurityManager
メソッドを使用します。
各 check
XXX メソッドは、デフォルトでは呼び出し元のメソッドは要求された操作を行うことを許可されていないものと見なします。
- 参照:
- ClassLoader, SecurityException, checkTopLevelWindow, getSecurityManager, setSecurityManager
-
inCheck
- セキュリティチェックを実行中の場合は
true
、それ以外の場合は false
。
-
SecurityManager()
- 新しい
SecurityManager
を作成する。
-
checkAccept(String, int)
- 呼び出し元のスレッドが、指定したホストとポート番号からのソケット接続の受け入れを許可されていない場合に
SecurityException
をスローする。
-
checkAccess(Thread)
- 呼び出し元のスレッドが、スレッドの引数の修正を許可されていない場合に
SecurityException
をスローする。
-
checkAccess(ThreadGroup)
- 呼び出し元のスレッドが、スレッドグループの引数の修正を許可されていない場合に、
SecurityException
をスローする。
-
checkAwtEventQueueAccess()
- クライアントが AWT イベント待ち行列へアクセスできるかどうかをテストする。
-
checkConnect(String, int)
- 呼びだし元のスレッドが、指定したホストとポート番号へのソケット接続を許可されていない場合に、
SecurityException
をスローする。
-
checkConnect(String, int, Object)
- 指定したセキュリティコンテキストで、指定したホストとポート番号へのソケット接続を許可されていない場合に、
SecurityException
をスローする。
-
checkCreateClassLoader()
- 呼び出し元のスレッドが、新しいクラスローダーの作成を許可されていない場合に、
SecurityException
をスローする。
-
checkDelete(String)
- 呼び出し元のスレッドが、指定のファイルを削除することを許可されていない場合に、
SecurityException
をスローする。
-
checkExec(String)
- 呼び出し元のスレッドが、サブプロセスを作成することを許可されていない場合に、
SecurityException
をスローする。
-
checkExit(int)
- 呼び出し元のスレッドが、指定したステータスコードで Java 仮想マシンを停止することを許可されていない場合に、
SecurityException
をスローする。
-
checkLink(String)
- 呼び出し元のスレッドが、文字列引数ファイルによって指定されたライブラリコードへのダイナミックリンクを許可されていない場合に、
SecurityException
をスローする。
-
checkListen(int)
- 呼び出し元のスレッドが、指定したローカルポート番号で接続を待機することを許可されていない場合に、
SecurityException
をスローする。
-
checkMemberAccess(Class, int)
- クライアントが、メンバへのアクセスを許可されているかどうかをテストする。
-
checkMulticast(InetAddress)
- 現在の実行コンテキストが、IP マルチキャストの使用 (参加、脱退、送信、受信) を許可されているかどうかをテストする。
-
checkMulticast(InetAddress, byte)
- 現在の実行コンテキストが、IP マルチキャストの使用 (参加、脱退、送信、受信) を許可されているかどうかをテストする。
-
checkPackageAccess(String)
- 呼び出し元のスレッドが、引数で指定したパケットへのアクセスを許可されていない場合に、
SecurityException
をスローする。
-
checkPackageDefinition(String)
- 呼び出し元のスレッドが、引数で指定したパケット内でクラスを定義することを許可されていない場合に、
SecurityException
をスローする。
-
checkPrintJobAccess()
- クライアントが印刷ジョブ要求を開始できるかどうかをテストする。
-
checkPropertiesAccess()
- 呼び出し元のスレッドが、システムプロパティへのアクセスや修正を許可されていない場合に、
SecurityException
をスローする。
-
checkPropertyAccess(String)
- 呼び出し元のスレッドが、指定した
key
を使ってシステムプロパティにアクセスすることを許可されていない場合に、SecurityException
をスローする。
-
checkRead(FileDescriptor)
- 呼び出し元のスレッドが、指定したファイル記述子からの読み込みを許可されていない場合に、
SecurityException
をスローする。
-
checkRead(String)
- 呼び出し元のスレッドが、文字列引数で指定したファイルの読み込みを許可されていない場合に、
SecurityException
をスローする。
-
checkRead(String, Object)
- 指定したセキュリティコンテキストが、文字列引数で指定したファイルの読み込みを許可されていない場合に、
SecurityException
をスローする。
-
checkSecurityAccess(String)
- セキュリティ API アクションのための特定の操作へのアクセスをテストする。
-
checkSetFactory()
- 呼び出し元のスレッドが、
ServerSocket
または Socket
が使用するソケットファクトリ、または URL
が使用するストリームハンドラファクトリの設定を許可されていない場合に、SecurityException
をスローする。
-
checkSystemClipboardAccess()
- クライアントがシステムクリップボードへアクセスできるかどうかをテストする。
-
checkTopLevelWindow(Object)
- 呼び出し元のスレッドに、
window
で指定したトップレベルのウィンドウを起動できるだけの信頼性がない場合に、false
を返す。
-
checkWrite(FileDescriptor)
- 呼び出し元のスレッドが、指定したファイル記述子への書き込みを許可されていない場合に、
SecurityException
をスローする。
-
checkWrite(String)
- 呼び出し元のスレッドが、文字列引数で指定したファイルへの書き込みを許可されていない場合に、
SecurityException
をスローする。
-
classDepth(String)
- 指定したクラスのスタックの深さを返す。
-
classLoaderDepth()
- クラスローダーを使って定義したクラスから実行した、最新のメソッドのスタックの深さを返す。
-
currentClassLoader()
- スタック上で実行した最新のクラスローダーを説明したオブジェクトを返す。
-
currentLoadedClass()
- 実行スタック上に ClassLoader がある現在の Class を返す。
-
getClassContext()
- 現在の実行スタックをクラスの配列として返す。
-
getInCheck()
- 進行中のセキュリティチェックがあるかどうかをテストする。
-
getSecurityContext()
- 現在の実行環境をカプセル化するオブジェクトを作成する。
-
getThreadGroup()
- このメソッドの呼び出し中に作成された新しいスレッドのインスタンスを作成するためのスレッドグループを返す。
-
inClass(String)
- 指定した String がこの Class 内にあるかどうかをテストする。
-
inClassLoader()
- 現在の ClassLoader が
null
かどうかをテストする。
inCheck
protected boolean inCheck
- このフィールドは、セキュリティチェックが進行中であれば
true
、進行中でなければ false
になります。
SecurityManager
protected SecurityManager()
- 新しい
SecurityManager
を作成します。現在のセキュリティマネージャがすでにある場合、アプリケーションでは新しいセキュリティマネージャを作成することができません。
- 例外 : SecurityException
- セキュリティマネージャがすでに存在する
- 参照:
- getSecurityManager
getInCheck
public boolean getInCheck()
- セキュリティチェックが進行中かどうかをチェックします。
- 返り値:
-
inCheck
フィールドの値。セキュリティチェックが進行中の場合は true
、そうでない場合は false
- 参照:
- inCheck
getClassContext
protected native Class[] getClassContext()
- 現在の例外実行スタックをクラスの配列として返します。
配列の長さは、実行スタック上にあるメソッドの数になります。
添字 0
の要素は現在メソッドを実行中のクラス、添字 1
の要素はそのメソッドの呼び出しクラス、というようになります。
- 返り値:
- 実行スタック
currentClassLoader
protected native ClassLoader currentClassLoader()
- スタックで実行した最新のクラスローダーについて記述したオブジェクトを返します。
- 返り値:
- クラスローダーを使って定義されたクラスからのメソッドのスタック上で、実行された最新のクラスローダー。クラスローダーを使って定義されたクラスからのメソッドのスタックに、クラスローダーがない場合は
null
currentLoadedClass
protected Class currentLoadedClass()
- 実行スタック上に ClassLoader がある現在の Class を返します。
classDepth
protected native int classDepth(String name)
- 指定したクラスのスタックの深さを返します。
- パラメータ:
- name - 検索するクラスのフルネーム
- 返り値:
- 指定した名前をもつクラスのメソッドが、最初に現れるスタックフレームの深さ。このようなフレームが見つからない場合は
-1
classLoaderDepth
protected native int classLoaderDepth()
- クラスローダーを使用して定義したクラスで実行した、最新のメソッドのスタックの深さを返します。
- 返り値:
- クラスローダーを使って定義したクラスで実行した、最新のメソッドのスタックフレームの深さ。クラスローダーを使って定義したクラスのメソッドが出現しない場合は
-1
inClass
protected boolean inClass(String name)
- 指定した String がこの Class 内にあるかどうかをテストします。
- パラメータ:
- name - クラスのフルネーム
- 返り値:
- 指定した名前をもつクラスのメソッドが実行スタック上にある場合は
true
、ない場合は false
inClassLoader
protected boolean inClassLoader()
- 現在の ClassLoader が
null
かどうかをテストします。
- 返り値:
- クラスローダーを使って定義したクラスのメソッドが、実行スタック上にある場合は
true
getSecurityContext
public Object getSecurityContext()
- 現在の実行環境をカプセル化するオブジェクトを作成します。このメソッドの結果を 3 つの引数をもつ
checkConnect
メソッドと 2 つの引数をもつ checkRead
メソッドで使用します。
信頼できるメソッドが、別のメソッドの代わりにファイルを読み込んだり、ソケットをオープンしたりするために呼び出されることがあるため、これらのメソッドが必要となります。信頼できるメソッドは、他の (おそらくは信頼できない) メソッドがその操作を自分で行うことを許可されているかどうかを、判別する必要があります。
- 返り値:
- あとからセキュリティチェックを行うために、現在の実行環境についての十分な情報をカプセル化した実装依存のオブジェクト
- 参照:
- checkConnect, checkRead
checkCreateClassLoader
public void checkCreateClassLoader()
- 呼び出し元のスレッドが、新しいクラスローダーの作成を許可されていない場合に、
SecurityException
をスローします。
SecurityManager
クラスの checkCreateClassLoader
メソッドは常に
SecurityException
をスローします。
- 例外 : SecurityException
- 呼び出し元のスレッドが、新しいクラスローダーを作成する許可をもっていない
- 参照:
- ClassLoader
checkAccess
public void checkAccess(Thread g)
- 呼び出し元のスレッドが、スレッド引数の修正を許可されていない場合に、
SecurityException
をスローします。
このメソッドは、Thread
クラスの stop
, suspend
, resume
, setPriority
, setName
, setDaemon
の各メソッドを呼び出すことによって、現在のセキュリティマネージャに対して呼び出されます。
SecurityManager
クラスの checkAccess
メソッドは常に SecurityException
をスローします。
- パラメータ:
- g - チェックするスレッド
- 例外 : SecurityException
- 呼び出し元のスレッドが、スレッドを修正する許可をもっていない
- 参照:
- getSecurityManager, resume, setDaemon, setName, setPriority, stop, suspend
checkAccess
public void checkAccess(ThreadGroup g)
- 呼び出し元のスレッドが、スレッドグループの引数を修正することを許可されていない場合に、
SecurityException
をスローします。
このメソッドは、新しい子スレッド、または子スレッドグループが作成されたときと、ThreadGroup
クラスの setDaemon
, setMaxPriority
, stop
, suspend
, resume
, destroy
メソッドによって、現在のセキュリティマネージャに対して呼び出されます。
SecurityManager
クラスの checkAccess
は常に SecurityException
をスローします。
- パラメータ:
- g - チェックするスレッドグループ
- 例外 : SecurityException
- 呼び出し元のスレッドが、、スレッドグループを修正する許可をもっていない
- 参照:
- getSecurityManager, destroy, resume, setDaemon, setMaxPriority, stop, suspend
checkExit
public void checkExit(int status)
- 呼び出し元のスレッドが、Java 仮想マシンを指定したステータスコードで停止することを許可されていない場合に、
SecurityException
をスローします。
このメソッドは、Runtime
クラスの exit
メソッドによって、現在のセキュリティマネージャに対して呼び出されます。ステータスコード 0
は成功を表し、その他の値は各種のエラーを表します。
SecurityManager
クラスの checkExit
メソッドは常に
SecurityException
をスローします。
- パラメータ:
- status - 終了ステータス
- 例外 : SecurityException
- 呼び出し元のスレッドが、指定した状況で Java 仮想マシンを停止する許可をもっていない
- 参照:
- exit, getSecurityManager
checkExec
public void checkExec(String cmd)
- 呼び出し元のスレッドが、サブプロセスを作成することを許可されていない場合に、
SecurityException
をスローします。
このメソッドは、Runtime
クラスの exec
メソッドによって、現在のセキュリティマネージャに対して呼び出されます。
SecurityManager
クラスの checkExec
メソッドは常に SecurityException
をスローします。
- パラメータ:
- cmd - 指定のシステムコマンド
- 例外 : SecurityException
- 呼び出し元のスレッドが、サブプロセスを作成する許可をもっていない
- 参照:
- exec, exec, exec, exec, getSecurityManager
checkLink
public void checkLink(String lib)
- 呼び出し元のスレッドが、文字列引数ファイルで指定したライブラリコードへのダイナミックリンクを許可されていない場合に、
SecurityException
をスローします。引数には、ライブラリ名だけを指定するか、完全なファイル名を指定します。
このメソッドは、Runtime
クラスの load
メソッドと loadLibrary
メソッドによって、現在のセキュリティマネージャに対して呼び出されます。
SecurityManager
クラスの checkLink
メソッドは常に
SecurityException
をスローします。
- パラメータ:
- lib - ライブラリ名
- 例外 : SecurityException
- 呼び出し元のスレッドが、ライブラリへのダイナミックリンクの許可をもっていない
- 参照:
- load, loadLibrary, getSecurityManager
checkRead
public void checkRead(FileDescriptor fd)
- 呼び出し元のスレッドが、指定のファイル記述子からの読み取りを許可されていない場合に、
SecurityException
をスローします。
SecurityManager
クラスの checkRead
メソッドは常に SecurityException
をスローします。
- パラメータ:
- fd - システム依存のファイル記述子
- 例外 : SecurityException
- 呼び出し元のスレッドが、指定したファイル記述子へアクセスする許可をもっていない
- 参照:
- FileDescriptor
checkRead
public void checkRead(String file)
- 呼び出し元のスレッドが、文字列引数で指定したファイルの読み取りを許可されていない場合に、
SecurityException
をスローします。
SecurityManager
クラスへの checkRead
メソッドは、常に SecurityException
をスローします。
- パラメータ:
- file - システム依存のファイル名
- 例外 : SecurityException
- 呼び出し元のスレッドが、指定したファイルへアクセスする許可をもっていない
checkRead
public void checkRead(String file,
Object context)
- 指定したセキュリティコンテキストが、文字列引数で指定したファイルを読み取る許可をもっていない場合に、
SecurityException
をスローします。コンテキストは、以前の getSecurityContext
呼び出しで返されたセキュリティコンテキストでなければなりません。
SecurityManager
クラスの checkRead
メソッドは、常に SecurityException
をスローします。
- パラメータ:
- file - システム依存のファイル名
- context - システム依存のセキュリティコンテキスト
- 例外 : SecurityException
- 指定したセキュリティコンテキストが、指定のファイルを読み取る許可をもっていない
- 参照:
- getSecurityContext
checkWrite
public void checkWrite(FileDescriptor fd)
- 呼び出し元のスレッドが、指定したファイル記述子への書き込みを許可されていない場合に、
SecurityException
をスローします。
SecurityManager
クラスの checkWrite
メソッドは、常に SecurityException
をスローします。
- パラメータ:
- fd - システム依存のファイル記述子
- 例外 : SecurityException
- 呼び出し元のスレッドが、指定したファイル記述子へのアクセスを許可されていない
- 参照:
- FileDescriptor
checkWrite
public void checkWrite(String file)
- 呼び出し元のスレッドが、文字列引数で指定したファイルへの書き込みを許可されていない場合に、
SecurityException
をスローします。
SecurityManager
クラスの checkWrite
メソッドは常に SecurityException
を返します。
- パラメータ:
- file - システム依存のファイル名
- 例外 : SecurityException
- 呼び出し元のスレッドが、指定のファイルへのアクセスを許可されていない
checkDelete
public void checkDelete(String file)
- 呼び出し元のスレッドが、指定したファイルを削除することを許可されていない場合に、
SecurityException
をスローします。
このメソッドは、
File
クラスの delete
メソッドによって、現在のセキュリティマネージャに対して呼び出されます。
SecurityManager
クラスの checkDelete
メソッドは常に SecurityException
をスローします。
- パラメータ:
- file - システム依存のファイル名
- 例外 : SecurityException
- 呼び出し元のスレッドが、指定したファイルの削除を許可されていない
- 参照:
- delete, getSecurityManager
checkConnect
public void checkConnect(String host,
int port)
- 呼び出し元のスレッドが、指定したホストとポート番号へのソケット接続をオープンすることを許可されていない場合に、
SecurityException
をスローします。
ポート番号 -1
は、呼び出し元のメソッドが指定したホスト名の IP アドレスを判別しようとしていることを表します。
SecurityManager
クラスの checkConnect
メソッドは常に SecurityException
をスローします。
- パラメータ:
- host - 接続先のホスト名ポート
- port - 接続先のプロトコルポート
- 例外 : SecurityException
- 呼び出し元のスレッドが、指定した
ホスト
とポート
へのソケット接続をオープンする許可をもっていない
checkConnect
public void checkConnect(String host,
int port,
Object context)
- 指定したセキュリティコンテキストが、指定したホストとポート番号へのソケット接続をオープンする許可をもっていない場合に、
SecurityException
をスローします。
ポート番号 -1
は、呼び出し元のメソッドが、指定したホスト名の IP アドレスを判別しようとしていることを示します。
SecurityManager
クラスの checkConnect
メソッドは常に SecurityException
をスローします。
- パラメータ:
- host - 接続先のホスト名ポート
- port - 接続先のプロトコルポート
- context - システム依存のセキュリティコンテキスト
- 例外 : SecurityException
- 指定したセキュリティコンテキストが、指定した
ホスト
とポート
へのソケット接続をオープンする許可をもっていない
- 参照:
- getSecurityContext
checkListen
public void checkListen(int port)
- 呼び出し元のスレッドが、指定したローカルポート番号で接続要求を待機することを許可されていない場合に、
SecurityException
をスローします。
SecurityManager
クラスの checkListen
メソッドは常に SecurityException
をスローします。
- パラメータ:
- port - ローカルポート
- 例外 : SecurityException
- 呼び出し元のスレッドが、指定したポート上で要求を待機する許可をもっていない
checkAccept
public void checkAccept(String host,
int port)
- 呼び出し元のスレッドが、指定したホストとポート番号からのソケット接続を受け取ることを許可されていない場合に、
SecurityException
をスローします。
このメソッドは、ServerSocket
クラスの accept
メソッドによって、現在のセキュリティマネージャに対して呼び出されます。
SecurityManager
クラスの checkAccept
メソッドは常に SecurityException
をスローします。
- パラメータ:
- host - ソケット接続のホスト番号
- port - ソケット接続のポート番号
- 例外 : SecurityException
- 呼び出し元のスレッドが、接続を受け入れる許可をもっていない
- 参照:
- getSecurityManager, accept
checkMulticast
public void checkMulticast(InetAddress maddr)
- 現在の実行コンテキストが、IP マルチキャストの使用 (参加、脱退、送信、受信) を許可されているかどうかをテストします。
- パラメータ:
- multicast - 使用するインターネットグループのアドレス
- 例外 : SecurityException
- セキュリティエラーが発生した
checkMulticast
public void checkMulticast(InetAddress maddr,
byte ttl)
- 現在の実行コンテキストが、IP マルチキャストの使用 (参加、脱退、送信、受信) を許可されているかどうかをテストします。
- パラメータ:
- multicast - 使用するインターネットグループのアドレス
- ttl - 使用する値 (マルチキャスト送信の場合)
- 例外 : SecurityException
- セキュリティエラーが発生した
checkPropertiesAccess
public void checkPropertiesAccess()
- 呼び出し元のスレッドが、システムプロパティのアクセスまたは修正を許可されていない場合に、
SecurityException
をスローします。
このメソッドは、System
クラスの getProperties
および setProperties
メソッドによって使用されます。
SecurityManager
クラスの checkPropertiesAccess
メソッドは常に
SecurityException
をスローします。
- 例外 : SecurityException
- 呼び出し元のスレッドが、システムプロパティをアクセスまたは修正する許可をもっていない
- 参照:
- getProperties, setProperties
checkPropertyAccess
public void checkPropertyAccess(String key)
- 呼び出し元のスレッドが、
Key
で指定されたシステムプロパティへのアクセスを許可されていない場合に、SecurityException
をスローします。
このメソッドは、System
クラスの getProperty
メソッドによって使用されます。
SecurityManager
クラスの checkPropertiesAccess
メソッドは常に SecurityException
をスローします。
- パラメータ:
- key - システムプロパティのキー
- 例外 : SecurityException
- 呼び出し元のスレッドが、指定したシステムプロパティへアクセスする許可をもっていない
- 参照:
- getProperty
checkTopLevelWindow
public boolean checkTopLevelWindow(Object window)
- 呼び出し元のスレッドが、
window
引数で指定した最上位のウィンドウを表示できるだけの信頼性をもっていない場合に、false
を返します。この場合でも、呼び出し元のスレッドはウィンドウを表示することができますが、目にみえる何らかの警告が表示されます。このメソッドが true
を返した場合は、特に制限なくウィンドウを表示することができます。
信頼性のあるウィンドウと信頼性のないウィンドウの詳細については、Window
を参照してください。
SecurityManager
クラスの checkSetFactory
メソッドは常に false
を返します。
- パラメータ:
- window - 作成される新しいウィンドウ
- 返り値:
- 呼び出し元のスレッドが、最上位のウィンドウを表示する信頼性をもっている場合は
true
、そうでない場合は false
- 例外 : SecurityException
- ウィンドウの作成が全体的に許可されていない
- 参照:
- Window
checkPrintJobAccess
public void checkPrintJobAccess()
- クライアントが印刷ジョブ要求を開始できるかどうかをテストします。
checkSystemClipboardAccess
public void checkSystemClipboardAccess()
- クライアントがシステムクリップボードにアクセスできるかどうかをテストします。
checkAwtEventQueueAccess
public void checkAwtEventQueueAccess()
- クライアントが AWT イベント待ち行列にアクセスできるかどうかをテストします。
checkPackageAccess
public void checkPackageAccess(String pkg)
- 呼び出し元のスレッドが、引数で指定したパッケージへのアクセスを許可されていない場合に、
SecurityException
をスローします。
このメソッドはクラスローダーの loadClass
メソッドによって使用されます。
SecurityManager
クラスの checkPackageAccess
メソッドは常に SecurityException
をスローします。
- パラメータ:
- pkg - パケット名
- 例外 : SecurityException
- 呼び出し元のスレッドが、指定したパッケージへアクセスする許可をもっていない
- 参照:
- loadClass
checkPackageDefinition
public void checkPackageDefinition(String pkg)
- 呼び出し元のスレッドが、引数で指定したパッケージ内のクラスを定義することを許可されていない場合に、
SecurityException
をスローします。
このメソッドは、一部のクラスローダーの loadClass
メソッドによって使用されます。
SecurityManager
クラスの checkPackageDefinition
メソッドは常に SecurityException
をスローします。
- パラメータ:
- pkg - パケット名
- 例外 : SecurityException
- 呼び出し元のスレッドが、指定したパッケージ内のクラスを定義する許可をもっていない
- 参照:
- loadClass
checkSetFactory
public void checkSetFactory()
- 呼び出し元のスレッドが、
ServerSocket
または Socket
が使用するソケットファクトリ、または URL
が使用するストリームハンドラファクトリを設定することを許可されていない場合に、SecurityException
をスローします。
SecurityManager
クラスの checkSetFactory
メソッドは常に SecurityException
をスローします。
- 例外 : SecurityException
- 呼び出し元のスレッドが、ソケットファクトリまたはストリームハンドラファクトリを設定する許可をもっていない
- 参照:
- setSocketFactory, setSocketImplFactory, setURLStreamHandlerFactory
checkMemberAccess
public void checkMemberAccess(Class clazz,
int which)
- クライアントがメンバにアクセスする許可をもっているかどうかをテストします。アクセスが拒否された場合は SecurityException をスローします。デフォルトのポリシーでは、すべてのアクセスが拒否されます。
checkSecurityAccess
public void checkSecurityAccess(String action)
- セキュリティ API アクションに対する特定の操作へのアクセスをテストします。
getThreadGroup
public ThreadGroup getThreadGroup()
- このメソッドを呼び出したときに作成される、すべての新しいスレッドのをインスタンスを作成するためのスレッドグループを返します。デフォルトでは、現在のスレッドのスレッドグループを返します。セキュリティマネージャごとにこのクラスをオーバーライドし、適切なスレッドグループを返すようにしてください。
全パッケージ クラス階層 このパッケージ 前項目 次項目 インデックス