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クラス java.util.Date

java.lang.Object
   |
   +----java.util.Date

public class Date

extends Object

implements Serializable, Cloneable

JDK 1.1 より前のクラス Dateには、2つの追加機能がありました。まず、日付を年、月、日、時、分、秒の値として解釈することができました。さらに、日付文字列のフォーマットを解析を行うことができました。残念ながら、これらの機能の APIは、各国語に対応するものではありませんでした。 JDK 1.1では、日付と時間フィールドの間の変換には Calendarクラスを、日付文字列のフォーマットと解析には DateFormatクラスをそれぞれ使用してください。Dateの対応するメソッドは推奨されません。

Date クラスは、UTC (coordinated universal time) を反映する意図を持っていますが、Java Virtual Machine のホスト環境によっては正確にそのようにできない可能性があります。ほとんどすべての最近のオペレーティングシステムは、あらゆる場合において 1 day = 24 * 60 * 60 = 86400 秒と仮定しています。しかし、UTC においては毎年約 1 回か 2 回「うるう秒」と呼ばれる余分な秒が発生します。うるう秒は常にその日の最後の秒として追加され、それは常に 12 月 31 日かまたは 6 月 30 日です。 例えば、1995年の最後の分は、うるう秒追加のおかげで 61 秒の長さでした。ほとんどのコンピュータのクロックは、うるう秒の違いを反映できるほど正確ではありません。

コンピュータ標準のいくつかは、GMT (Greenwich Mean Time、グリニッジ標準時) によって定義されています。これは UT (Universal Time) と同等です。GMT はこの標準の「一般的な」名前です。 UT は、この標準の「科学的な」名前です。UTC と UT の違いは、UTC が原子時計に基づくのに対して、UT は天文学的な観測に基づくことです。これはあらゆる実用的な目的からは無用な区別立てになります。地球の自転は一定ではないので(地球は複雑に遅くなったり速くなったりします)、UT は常に一定に流れるわけではありません。うるう秒は、UTC を UT1 の 0.9 秒以内に維持する必要があって UTC に導入されました。この UT1 は UT のバージョンである訂正が施されています。同様に他にも時間と日付のシステムがあります。 例えば、衛星ベースの GPS (Global Positioning System、地球位置確認システム) は UTC に同期していますが、うるう秒に対して調整されていません。興味ある詳細情報ソースには U.S. Naval Observatory (米国海軍天文台) があり、特に次の Directorate of Time:

     http://tycho.usno.navy.mil
 

および次の "Systems of Time" の定義を参照してください:

     http://tycho.usno.navy.mil/systime.html
 

年、月、日、時間、分、秒の値を受け取るか返すクラス Date のすべてのメソッドにおいて、次の表示が使用されます。

• 年 y は整数 y - 1900 によって表される。
• 月は 0 から 11 の整数で表される。 0 は 1 月、1 は 2 月、そして 11 は 12 月を意味する。
• 日 (月の何日目) は通常どおり 1 から 31 の整数で表される。
• 時間は 0 から 23 の整数で表される。このため、真夜中から午前 1 時までの時間は時刻 0 であり、正午から午後 1 時までの時間は時刻 12 を意味する。
• 分は通常どおり 0 から 59 の整数で表される。
• 秒は 0 から 60 の整数で表される。値 60 はうるう秒に対してのみ発生し、かつ、うるう秒を実際正しく追跡する Java 実装でだけ発生する。

すべての場合において、この目的でメソッドに与えられた引数は指定された範囲に入る必要はありません;。例えば、日付を 1 月 32 日として指定した場合、2 月 1 日と解釈されます。

参照:

DateFormat, Calendar, TimeZone

Date()

Dateオブジェクトを割り当て、初期化する。これによって、このオブジェクトは、割り当てられたときの時刻を、最も近いミリ秒単位で表す。

Date(int, int, int)

Dateオブジェクトを割り当て、初期化する。これによって、このオブジェクトは、ローカル時間の真夜中を表す。これは、year、month、date引数で指定された日の始めです。これは推奨できない。

Date(int, int, int, int, int)

Dateオブジェクトを割り当て、初期化する。これによって、このオブジェクトは、year、month、date、hrs、min引数で指定された日付のローカル時間の時と分を表す。これは推奨できない。

Date(int, int, int, int, int, int)

Dateオブジェクトを割り当て、初期化する。これによって、このオブジェクトは、year、month、date、hrs、min、sec引数で指定された日付のローカル時間の時と分と秒を表す。これは推奨できない。

Date(long)

Dateオブジェクトを割り当て、初期化する。これによって、このオブジェクトは、1970年1月1日 00:00:00 GMTからの指定されたミリ秒数に初期化される。

Date(String)

Dateオブジェクトを割り当て、初期化する。これによって、このオブジェクトは、文字列 sに指定された日付と時刻に初期化される。これは、parseメソッドで解釈さるのと同じように解釈される。 これは推奨できない。

after(Date)

この日付が、指定された日付よりも後かどうかをテストする。

before(Date)

この日付が、指定された日付よりも前かどうかをテストする。

equals(Object)

2つの日付を比較する。

getDate()

この日付で表される月の日を返す。これは推奨できない。

getDay()

この日付で表される週の日を返す。これは推奨できない。

getHours()

この日付で表される時を返す。これは推奨できない。

getMinutes()

この日付で表される、時を過ぎた分数を返す。これは推奨できない。

getMonth()

この日付で表される月を返す。これは推奨できない。

getSeconds()

この日付で表される、分を過ぎた秒数を返す。これは推奨できない。

getTime()

この日付で表される、1970年1月1日 00:00:00 GMTからのミリ秒数を返す。

getTimezoneOffset()

ローカルタイムゾーンのオフセットを返す。これは推奨できない。

getYear()

この日付で表される年から 1900を引いたものを返す。これは推奨できない。

hashCode()

このオブジェクトに対するハッシュコード値を返す。

parse(String)

時間を表す文字列を受け取り、それを解析して時間値を返す。これは推奨できない。

setDate(int)

この日付の月の日を、指定された値にする。これは推奨できない。

setHours(int)

この日付の時を、指定された値にする。これは推奨できない。

setMinutes(int)

この日付の分を、指定された値にする。これは推奨できない。

setMonth(int)

この日付の月を、指定された値にする。これは推奨できない。

setSeconds(int)

この日付の秒を、指定された値にする。これは推奨できない。

setTime(long)

この日付に、指定された 1970年1月1日 00:00:00 GMTからのミリ秒数を設定する。

setYear(int)

この日付の年を、指定された値に 1900を加えたものにする。これは推奨できない。

toGMTString()

この日付を表す文字列を作成する。これは推奨できない。

toLocaleString()

実装方法に依存する形で、この日付の文字列表現を作成する。これは推奨できない。

toString()

この日付の正規文字列表現を作成する。

UTC(int, int, int, int, int, int)

引数に基づいて日付と時間を判別する。これは推奨できない。

  public Date()

Dateオブジェクトを割り当て、初期化します。これによって、このオブジェクトは、割り当てられたときの時刻を、最も近いミリ秒単位で表します。

参照:

currentTimeMillis

  public Date(long date)

Dateオブジェクトを割り当て、初期化します。これによって、このオブジェクトは、1970年1月1日 00:00:00 GMTからのミリ秒数に初期化されます。

パラメータ:

date - 1970年1月1日 00:00:00 GMTからのミリ秒数。

参照:

currentTimeMillis

  public Date(int year,
              int month,
              int date)

注: Date()は推奨されません。

Dateオブジェクトを割り当て、初期化します。これによって、このオブジェクトは、ローカル時間の真夜中を表します。これは、year、month、date引数で指定された日の始めです。

パラメータ:

year - 年から 1900を引いたもの。

month - 0から 11の間の月。

date - 1から 31の間の月の日。

参照:

Calendar

  public Date(int year,
              int month,
              int date,
              int hrs,
              int min)

注: Date()は推奨されません。

Dateオブジェクトを割り当て、初期化します。これによって、このオブジェクトは、year、month、date、hrs、min引数で指定された日付のローカル時間の時と分を表します。

パラメータ:

year - 年から 1900を引いたもの。

month - 0から 11の間の月。

date - 1から 31の間の月の日。

hrs - 0から 23の間の時。

min - 0から 59の間の分。

参照:

Calendar

  public Date(int year,
              int month,
              int date,
              int hrs,
              int min,
              int sec)

注: Date()は推奨されません。

Dateオブジェクトを割り当て、初期化します。これによって、このオブジェクトは、year、month、date、hrs、min、sec引数で指定された日付のローカル時間の時と分と秒を表します。

パラメータ:

year - 年から 1900を引いたもの。

month - 0から 11の間の月。

date - 1から 31の間の月の日。

hrs - 0から 23の間の時。

min - 0から 59の間の分。

sec - 0から 59の間の秒。

参照:

Calendar

  public Date(String s)

注: Date()は推奨されません。

Dateオブジェクトを割り当て、初期化します。これによって、このオブジェクトは、文字列 sに指定された日付と時刻に初期化されます。これは、parseメソッドで解釈さるのと同じように解釈されます。

パラメータ:

s - 日付の文字列表現。

参照:

DateFormat, parse

  public static long UTC(int year,
                         int month,
                         int date,
                         int hrs,
                         int min,
                         int sec)

注: UTC()は推奨されません。

引数に基づいて日付と時刻を判別します。引数は、ローカルタイムゾーンではなく、UTCとして解釈されます。

パラメータ:

year - 年から 1900を引いたもの。

month - 0から 11の間の月。

date - 1から 31の間の月の日。

hrs - 0から 23の間の時。

min - 0から 59の間の分。

sec - 0から 59の間の秒。

返り値:

引数で指定された日付と時刻に対する 1970年1月1日 00:00:00 GMTからの秒数。

参照:

Calendar

  public static long parse(String s)

注: parse()は推奨されません。

指定された時刻を表す文字列を解析して時間値を返します。このメソッドでは、ほとんどの標準構文が認識されます。

多くの構文が可能です。IETF標準日付構文 "Sat, 12 Aug 1995 13:30:00 GMT"が認識されます。さらに、U.S.大陸のタイムゾーン省略形が認識されますが、一般的な使用では、タイムゾーンオフセット "Sat, 12 Aug 1995 13:30:00 GMT+0430" (グリニッジ子午線の西、4時間 30分）を使用してください。タイムゾーンを指定しないと、ローカルタイムゾーンが使用されます。GMTと UTCは同等とみなされます。

パラメータ:

s - 日付として解析する文字列。

返り値:

文字列引数で表される、1970年1月1日 00:00:00 GMTからのミリ秒数。

参照:

DateFormat

  public int getYear()

注: getYear()は推奨されません。

この日付で表される年から 1900を引いたものを返します。

返り値:

この日付で表される年から 1900を引いたもの。

参照:

Calendar

  public void setYear(int year)

注: setYear()は推奨されません。

この日付の年を、指定する値から 1900を引いたものにします。

パラメータ:

year - 年の値。

参照:

Calendar

  public int getMonth()

注: getMonth()は推奨されません。

この日付で表される月を返します。返される値は、0から 11です。値 0は 1月を表します。

返り値:

この日付で表される月。

参照:

Calendar

  public void setMonth(int month)

注: setMonth()は推奨されません。

この日付の月を、指定された値にします。

パラメータ:

month - 0から 11の間の月。

参照:

Calendar

  public int getDate()

注: getDate()は推奨されません。

この日付で表される月の日を返します。返される値は、1から 31です。

返り値:

この日付で表される月の日。

参照:

Calendar

  public void setDate(int date)

注: setDate()は推奨されません。

この日付の月の日を、指定された値にします。

パラメータ:

date - この日付の月の日で 1から 31。

参照:

Calendar

  public int getDay()

注: getDay()は推奨されません。

この日付で表される週の日（曜日）を返します。返される値は、0から 6で、0は日曜日を表します。

返り値:

この日付で表される週の日（曜日）。

参照:

Calendar

  public int getHours()

注: getHours()は推奨されません。

この日付で表される時を返します。返される値は、0から 23で、0は真夜中を表します。

返り値:

この日付で表される時。

参照:

Calendar

  public void setHours(int hours)

注: setHours()は推奨されません。

この日付の時を、指定された値にします。

パラメータ:

hours - 時の値。

参照:

Calendar

  public int getMinutes()

注: getMinutes()は推奨されません。

この日付で表される、時を過ぎた分数を返します。返される値は、0から 59です。

返り値:

この日付で表される、時を過ぎた分数を返す。

参照:

Calendar

  public void setMinutes(int minutes)

注: setMinutes()は推奨されません。

この日付の分を、指定された値にします。

パラメータ:

minutes - 分の値。

参照:

Calendar

  public int getSeconds()

注: getSeconds()は推奨されません。

この日付で表される、分を過ぎた秒数を返します。返される値は、0から 60です。値 60は、うるう秒を考慮に入れる Java仮想マシンだけで使用されます。

返り値:

この日付で表される、分を過ぎた秒数。

参照:

Calendar

  public void setSeconds(int seconds)

注: setSeconds()は推奨されません。

この日付の秒を、指定された値にします。

パラメータ:

seconds - 秒の値。

参照:

Calendar

  public long getTime()

この日付で表される、1970年1月1日 00:00:00 GMTからのミリ秒数を返します。

返り値:

この日付で表される、1970年1月1日 00:00:00 GMTからのミリ秒数。

  public void setTime(long time)

この日付を、指定された 1970年1月1日 00:00:00 GMTからのミリ秒数にします。

パラメータ:

time - ミリ秒数。

  public boolean before(Date when)

この日付が、指定された日付より前にあるかどうかをテストします。

パラメータ:

when - 日付。

返り値:

この日付が引数の日付より前にあれば、trueが、そうでなければ、false。

  public boolean after(Date when)

この日付が、指定された日付より後にあるかどうかをテストします。

パラメータ:

when - 日付。

返り値:

この日付が引数の日付より後にあれば、trueが、そうでなければ、falseか返される。

  public boolean equals(Object obj)

2つの日付を比較します。引数が nullではなく、かつ、このオブジェクトとミリ秒まで同じ時点を表す Dateオブジェクトであれば、trueを返します。

したがって、2つの Dateオブジェクトは、getTimeメソッドが両方に対して同じ long を返す場合だけ等しいものとみなされます。

パラメータ:

obj - 比較するオブジェクト。

返り値:

それらのオブジェクトが同じであれば、true、そうでなければ、false。

オーバーライド:

クラス Objectの equals

参照:

getTime

  public int hashCode()

このオブジェクトに対するハッシュコード値を返します。

返り値:

このオブジェクトに対するハッシュコード値。

オーバーライド:

クラス Objectの hashCode

  public String toString()

この日付の正規文字列表現を作成します。結果の形式は、"Sat Aug 12 02:30:00 PDT 1995"です。

返り値:

この日付の文字列表現。

オーバーライド:

クラス Objectの toString

  public String toLocaleString()

注: toLocaleString()は推奨されません。

この日付の文字列表現を実装方法に合わせた形式で作成します。これは、Javaアプリケーションがどこで稼働するにせよ、そのユーザにとってこの形式がなじみのあるものだからです。この目的は、ISO Cの strftime()機能によってサポートされる "%c"フォーマットの場合と同様です。

返り値:

ロケール規則を使ったこの日付の文字列表現。

参照:

DateFormat

  public String toGMTString()

注: toGMTString()は推奨されません。

この日付を表す文字列表現を作成します。この形式の結果は、

     "12 Aug 1995 02:30:00 GMT"
 

です。

この場合、月の日は常に 1桁か 2桁です。他のフィールドは、示すとおりの幅です。タイムゾーンは、常に "GMT"です。

返り値:

インターネットのGMT規則を使った、この日付の文字列表現。

参照:

DateFormat

  public int getTimezoneOffset()

注: getTimezoneOffset()は推奨されません。

ローカルタイムゾーンのオフセットを返します。このタイムゾーンオフセットは分数で表され、GMTに加えられて、ローカルタイムゾーンが作られます。この値は、必要に応じて、夏時間に修正されています。

返り値:

現在のロケールに対する分で表されたタイムゾーンオフセット。

参照:

Calendar, TimeZone

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