SECONDSの実行中にキーボードからControl-Z("Control"を押しながら"Z"を押す)と、 SECONDSの実行が中断(Suspended)されます。 これは終了させたのと違い、 まだ計算機のメモリ上にSECONDSが残ったままになっています。 ところが、SECONDSはシミュレーションのために大量のメモリを必要とします。 ですからSECONDSを中断させたまま放置しておくと、 メモリ不足により他のコマンド等が動かなくなってしまいます。
中断されたSECONDSがないかどうか調べてみましょう。 次の例のように、 キーボードからjobsと入力してみてください。
user[host]% jobs [1] - Suspended seconds [2] + Suspended seconds user[host]%この例では、 2つのSECONDSが中断されていることを表しています(ひとつで十分ですよ)。 これらを終了させるには次の2つの方法があります。
1つめは、中断しているSECONDSを再開する方法です。 これには、次のように入力してください。
user[host]% fgすると
secondsと表示され、SECONDSの実行が再開されます。 このあとReturnを押してみてください。
SECONDS>と表示されましたか? 表示されていれば、 通常の方法でSECONDSを終了させてください。 もし表示されていなかったら、Control-Dを押してみてください。
2つめは、中断しているSECONDSを強制的に終了させる方法です。 これには、次のように入力してください。
user[host]% kill %すると次のように表示され、 一番最後に中断したSECONDSを強制的に終了します。
[2] Terminated secondsこの例では、2番目のSECONDSを終了したことを表しています。 先ほどと同じように確認してみると
user[host]% jobs [1] + Suspended seconds user[host]%中断されているSECONDSがひとつになっていることがわかります。 これがひとつもなくなるまで、くりかえしてください。
実はこれらの話は、UNIXのジョブ制御に関するものです。 もっと詳しく知りたい場合は、 UNIXの解説を探してみてください。