発表論文

----------------

題名 Pruning Cacheを用いた分散共有メモリのディレクトリ構成法
著者 西村 克信 工藤 知宏 西 宏章 天野 英晴
概要 更新型のプロトコルを用いる大規模なCC-NUMA型の並列計算機を対象とした、 ディレクトリを動的に構成する手法であるPruning Cacheを提案する。 この手法では、書き込みにより共有データの更新が行な われる場合、一旦更新要求を広い範囲に送る。更新要求を受け取ったプロセッサ は、そのデータを共有しているかどうかを送信元に知らせ、送信元は実際に共有 しているプロセッサを知ってディレクトリを生成する。このディレクトリ情報を 小容量のPruning Cache中におくことによって、引き続く更新要求は実際に共有 しているプロセッサに対してのみ送られる。Pruning Cacheを階層的な マルチキャストと組み合わせると分散された小量のハードウェアでディレクトリ を管理できる。性能の予測によれば、縮約階層ビットマップディレクトリ法に 組み合わせてPruning Cacheを用いると、用いない場合と比べて大幅に性能が改善され ることが期待できる。
検索 分散共有メモリ, CC-NUMA, キャッシュディレクトリ, 階層ビットマップディレクトリ
発表 CPSY 96-55
電子情報通信学会技術研究報告 Vol.96 No.230 63〜70頁
1996年 8月

----------------

論文はこちらです (PostScript + gzip 形式、79KB)

----------------

[left] [up] [right]