ISEでは様々な形式のファイルが利用されるが、 各意味については案外知らない。 FPGAを使う以上そこは押さえておこうということで、調査をしてみた。 随時紹介するファイルを増やしていく予定っす。皆様もご協力くださいませ。
.lso( Library Search Order) †ソースファイルをコンパイルする順番を記述したファイル。 デフォルトでは<design>.lso 中身は [<library_name><path_to_library>] テストファイルでは中身は work と書かれている。 .ngc †『論理デザイン データと制約の情報を含むネットリスト。 XST (合成ツール) で生成されるファイルで、EDIF および NCF ファイルの 2 つに置き換わるファイルです。』 とXilinxのページにある。何の略のことだろう…。 尚、Technology Viewerでこの中身を図示してくれることも押さえておこう。 このTechnology Viewerは、.ngrを読み込むRTL Viewerと違い、各FPGAの違いを考慮して、デバイスを配置するものである。 .ngr †RTL Viewer用のファイル。 論理合成語の(FPGAに依存しない)schematicを見るためのファイル。 .prj †読み込んだファイルの形式、一時ディレクトリ、そしてありかを記述する。 たとえば verilog work "../hoge1.v" verilog work "../hoge2.v" という具合である。 .syr ( synthesize report ) †合成後のログファイル。これを読むとどんな合成がなされたかがばっちりわかる! .bld †ngdbuild実行後のログファイル。ngdbuildはネットリストを.ngd形式に変換する。 .ngd ( Native Generic Database) †EDIF,ngcなどのネットリストを入力とし、 .ngdを吐く ngdbuildプロセスの生成物。 ISEのGUIではTranslateプロセスに相当する。 .ncd ( Native Circuit Design) †map及び parプロセス終了後に出力されるファイル。 これらのプロセスで出力されるものは、ファイル名は同じだが、中身が異なる点に注意。 .twr †Post Place and Route Static Timing Reportの結果を出力 タイミングエラーがあれば、ここに出力される。 2009-01-25(moricy) |