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クラス java.text.DecimalFormat

java.lang.Object
   |
   +----java.text.Format
           |
           +----java.text.NumberFormat
                   |
                   +----java.text.DecimalFormat

public class DecimalFormat

extends NumberFormat

通常、getInstanceなど NumberFormatのファクトリメソッドの 1つを使って、特定のロケール（デフォルトロケールを含む）に対する適切な NumberFormatを入手します。そうすれば、この後、これを修正することができます（もちろん、これが DecimalFormatであることをテストしてから）。

解析で正と負を区別するには、接頭部か接尾部が異なっていなければなりません。数字、1000、または小数のセパレータが同じものであったり、それらのどれかが接頭部や接尾部にある場合は、解析を信頼することはきません。

特別な場合:

NaNは、単一文字（一般に \\uFFFD）としてフォーマットされます。

+/-Infinityは、単一文字（一般に \\u221E）と正と負の接頭部／接辞部としてフォーマットされます。

注: このクラスは、一般的なユーザのためのものです。非常に大きな数値や非常に小さな数値では、指数値を表すことのできるフォーマットを使用してください。

例:

 // normally we would have a GUI with a menu for this
 Locale[] locales = NumberFormat.getAvailableLocales();
 double myNumber = -1234.56;
 NumberFormat form;
 // just for fun, we print out a number with the locale number, currency
 // and percent format for each locale we can.
 for (int j = 0; j < 3; ++j) {
     System.out.println("FORMAT");
     for (int i = 0; i < locales.length; ++i) {
         if (locales[i].getCountry().length() == 0) {
            // skip language-only
            continue;
         }
         System.out.print(locales[i].getDisplayName());
         switch (j) {
         default:
             form = NumberFormat.getInstance(locales[i]); break;
         case 1:
             form = NumberFormat.getCurrencyInstance(locales[i]); break;
         case 0:
             form = NumberFormat.getPercentInstance(locales[i]); break;
         }
         try {
             System.out.print(": " + ((DecimalFormat)form).toPattern()
                          + " -> " + form.format(myNumber));
         } catch (IllegalArgumentException iae) { }
         try {
             System.out.println(" -> " + form.parse(form.format(myNumber)));
         } catch (ParseException pe) { }
     }
 }
 

 pattern    := subpattern{;subpattern}
 subpattern := {prefix}integer{.fraction}{suffix}
 prefix     := '\\u0000'..'\\uFFFD' - specialCharacters
 suffix     := '\\u0000'..'\\uFFFD' - specialCharacters
 integer    := '#'* '0'* '0'
 fraction   := '0'* '#'*
 Notation:
  X*       x の 0 またはそれ以上のインスタンス
  (X | Y)  X か Y.
  X..Y     X から Y までの任意の文字
  S - T    S の中の文字。ただし、T の中のものは除く。
 

下記に示すのは、サブパターンのあちこちで使用される特殊文字です。それらの使用法も示します。

 記号   意味
 0      数字
 #      数字、ゼロだと表示されない。
 .      小数セパレータの場所
 ,      グループセパレータの場所
 ;      フォーマットを区切る。
 -      デフォルトの負接頭部
 %      100 で割る。パーセントとして表示される。
 X      接頭部や接尾部にはその他の任意の文字が使用できる。
 '      接頭部や接尾部で特殊文字を引用するときに使用する。
 

注

明示的な負のサブパターンがないと、- が正形式の前に付けられます。つまり、"0.00"単独は、"0.00;-0.00"と同じです。

"#.#.#"や、同じフォーマットに '_' と '*' を混在する場合など、フォーマットが正しくないと、ParseExceptionがスローされます。この ParseExceptionを調べれば、文字列の中のエラーがあった場所を見つけることができます。

グループ化セパレータは一般に 1000で使用しますが、国によっては 10000で使用するところもあります。この間隔は、100,000,000 や 1,0000,0000 のように、グループ化文字の間の一定数の桁数です。複数のグループ化文字をもつパターンを指定すると、最後の文字と整数の終わりの間が、この間隔として使用されます。したがって、"#,##,###,####" == "######,####" == "##,####,####"となります。

このクラスは、Unicodeで 10 個の数字（0 から 9）が連続しているローカル化された数字だけを扱います。その他の数字セット（スーパースクリプトなど）には、別のサブクラスが必要です。

参照:

Format, NumberFormat, ChoiceFormat

DecimalFormat()

デフォルトロケールに対するデフォルトのパターンと記号を使って DecimalFormatを作成します。

DecimalFormat(String)

デフォルトロケールに対する指定のパターンと記号から DecimalFormatを作成します。

DecimalFormat(String, DecimalFormatSymbols)

指定のパターンと記号から DecimalFormatを作成します。

applyLocalizedPattern(String)

指定するパターンをこの Formatオブジェクトに適用します。

applyPattern(String)

指定するパターンをこの Formatオブジェクトに適用します。

clone()

標準オーバーライド。セマンティクッスは変わりません。

equals(Object)

equalsをオーバーライドします。

format(double, StringBuffer, FieldPosition)

フォーマットの特殊化。

format(long, StringBuffer, FieldPosition)

フォーマットの特殊化。

getDecimalFormatSymbols()

10進フォーマット記号を返します。これは、一般に、プログラマやユーザによって変更されません。

getGroupingSize()

グループ化サイズを返します。

getMultiplier()

パーセントやパーミリ（1000）などで使用する掛け数を入手します。

getNegativePrefix()

負の接頭部を入手します。

getNegativeSuffix()

負の接尾部を入手します。

getPositivePrefix()

正の接頭部を入手します。

getPositiveSuffix()

正の接尾部を入手します。

hashCode()

hashCodeをオーバーライドします。

isDecimalSeparatorAlwaysShown()

整数と区別する小数点の動作を入手することができます。

parse(String, ParsePosition)

可能ならば Long を返し(例えば、[Long.MIN_VALUE, Long.MAX_VALUE] 範囲内で 10 進数なし)、そうでなければ Double を返します。

setDecimalFormatSymbols(DecimalFormatSymbols)

10進フォーマット記号を設定します。これは、一般に、プログラマやユーザによって変更されません。

setDecimalSeparatorAlwaysShown(boolean)

整数と区別する小数点の動作を設定することができます。

setGroupingSize(int)

グループ化のサイズを設定します。

setMultiplier(int)

パーセントやパーミリ（1000）などで使用する掛け数を設定します。

setNegativePrefix(String)

負の接頭部を設定します。

setNegativeSuffix(String)

負の接尾部を設定します。

setPositivePrefix(String)

正の接頭部を設定します。

setPositiveSuffix(String)

正の接尾部を設定します。

toLocalizedPattern()

この Formatオブジェクトの現在の状態を表すローカル化パーターン文字列を総合します。

toPattern()

この Formatオブジェクトの現在の状態を表すパーターン文字列を総合します。

  public DecimalFormat()

デフォルトロケールに対するデフォルトのパターンと記号を使って DecimalFormatを作成します。これは、各国語化が大きな問題でなければ、DecimalFormatを得る便利な方法です。

指定するロケールに対する標準フォーマットを得るには、getNumberInstanceなど、NumberFormat のファクトリメソッドを使用してください。これらのファクトリメソッドは、指定するロケールに対する NumberFormatの最適なサブクラスを返します。

参照:

getInstance, getNumberInstance, getCurrencyInstance, getPercentInstance

  public DecimalFormat(String pattern)

デフォルトロケールに対する指定のパターンと記号から DecimalFormatを作成します。これは、各国語化が大きな問題でなければ、DecimalFormatを得る便利な方法です。

指定するロケールに対する標準フォーマットを得るには、getNumberInstanceなど、NumberFormat のファクトリメソッドを使用してください。これらのファクトリメソッドは、指定するロケールに対する NumberFormatの最適なサブクラスを返します。

パラメータ:

pattern - 非ローカル化パターン文字列

例外: IllegalArgumentException

指定したパターンが正しくない場合

参照:

getInstance, getNumberInstance, getCurrencyInstance, getPercentInstance

  public DecimalFormat(String pattern,
                       DecimalFormatSymbols symbols)

指定するパターンと記号から DecimalFormatを作成します。フォーマットの動作を完全にカストマイズする必要がある場合には、この構築子を使ってください。 これは、各国語化が大きな問題でなければ、DecimalFormatを得る便利な方法です。

指定するロケールに対する標準フォーマットを得るには、getInstanceや getCurrencyInstanceなど、NumberFormat のファクトリメソッドを使用してください。標準フォーマットをわずかに調整するだけであれば、NumberFormatファクトリメソッドで返されたフォーマットを修正することができます。

パラメータ:

pattern - 非ローカル化パターン文字列

symbols - 使用する記号セット

例外: IllegalArgumentException

指定したパターンが正しくない場合

参照:

getInstance, getNumberInstance, getCurrencyInstance, getPercentInstance, DecimalFormatSymbols

  public StringBuffer format(double number,
                             StringBuffer result,
                             FieldPosition fieldPosition)

フォーマットの特殊化。

オーバーライド:

クラス NumberFormatの format

  public StringBuffer format(long number,
                             StringBuffer result,
                             FieldPosition fieldPosition)

フォーマットの特殊化。

オーバーライド:

クラス NumberFormatの format

  public Number parse(String text,
                      ParsePosition status)

可能ならば Long を返し(例えば、[Long.MIN_VALUE, Long.MAX_VALUE] 範囲内で 10 進数なし)、そうでなければ Double を返します。

オーバーライド:

クラス NumberFormatの parse

  public DecimalFormatSymbols getDecimalFormatSymbols()

10進フォーマット記号を返します。これは通常、プログラマやユーザによって変更されません。

返り値:

desired DecimalFormatSymbols

参照:

DecimalFormatSymbols

  public void setDecimalFormatSymbols(DecimalFormatSymbols newSymbols)

10進フォーマット記号を設定します。これは通常、プログラマやユーザによって変更されません。

パラメータ:

newSymbols - 必要な DecimalFormatSymbols

参照:

DecimalFormatSymbols

  public String getPositivePrefix()

正の接頭部を入手します。

例: +123, $123, sFr123

  public void setPositivePrefix(String newValue)

正の接頭部を設定します。

例: +123, $123, sFr123

  public String getNegativePrefix()

負の接頭部を入手します。

例: -123, ($123) (負の接尾部付き), sFr-123

  public void setNegativePrefix(String newValue)

負の接頭部を設定します。

例: -123, ($123) (負の接尾部付き), sFr-123

  public String getPositiveSuffix()

正の接尾部を入手します。

例: 123%

  public void setPositiveSuffix(String newValue)

正の接尾部を設定します。

例: 123%

  public String getNegativeSuffix()

負の接尾部を入手します。

例: -123%, ($123) (正の接尾部付き)

  public void setNegativeSuffix(String newValue)

負の接尾部を設定します。

例: 123%

  public int getMultiplier()

パーセントやパーミリ（1000）などで使用する掛け数を入手します。パーセントでは、接尾部として "%"を、掛け数として 100を設定します（アラビア語では、グラフィックのパーセント記号を使用する）。パーミリでは、接尾部として "?"を、掛け数として 1000を設定します。

例: 100の場合、1.23 -> "123"、"123" -> 1.23

  public void setMultiplier(int newValue)

パーセントやパーミリ（1000）などで使用する掛け数を設定します。パーセントでは、接尾部として "%"を、掛け数として 100を設定します（アラビア語では、グラフィックのパーセント記号を使用する）。パーミリでは、接尾部として "?"を、掛け数として 1000を設定します。

例: 100の場合、1.23 -> "123"、"123" -> 1.23

  public int getGroupingSize()

グループ化サイズを返します。グループ化サイズとは、数値の整数部分におけるセパレータとセパレータの間の桁数です。たとえば、数値 "123,456.78"の場合、グループ化サイズは 3です。

参照:

setGroupingSize, isGroupingUsed, getGroupingSeparator

  public void setGroupingSize(int newValue)

グループ化サイズを設定します。グループ化サイズとは、数値の整数部分におけるセパレータとセパレータの間の桁数です。たとえば、数値 "123,456.78"の場合、グループ化サイズは 3です。

参照:

getGroupingSize, setGroupingUsed, setGroupingSeparator

  public boolean isDecimalSeparatorAlwaysShown()

整数と区別する小数点の動作を入手することができます。（小数位では小数点が常に表示されます。）

例: Decimal ON: 12345 -> 12345.; OFF: 12345 -> 12345

  public void setDecimalSeparatorAlwaysShown(boolean newValue)

整数と区別する小数点の動作を設定することができます。（小数位では小数点が常に表示されます。）

例: Decimal ON: 12345 -> 12345.; OFF: 12345 -> 12345

  public Object clone()

標準オーバーライド、セマンティックスは変わりません。

オーバーライド:

クラス NumberFormatの clone

  public boolean equals(Object obj)

equals をオーバーライドします。

オーバーライド:

クラス NumberFormatの equals

  public int hashCode()

hashCodeをオーバーライドします。

オーバーライド:

クラス NumberFormatの hashCode

  public String toPattern()

この Formatオブジェクトの現在の状況を表すパターン文字列を総合します。

参照:

applyPattern

  public String toLocalizedPattern()

この Formatオブジェクトの現在の状況を表すラーカル化されたパターン文字列を総合します。

参照:

applyPattern

  public void applyPattern(String pattern)

指定するパターンをこの Formatオブジェクトに適用します。パターンとは、いろいろなフォーマット化特性に対する簡略仕様です。これらの特性は、いろいろな設定機能メソッドで個別に変更することもできます。

このルーチンで設定される整数の桁数に制限はありません。これが一般に、エンドユーザの要求だからです。実際の値を設定したい場合は、setMaximumIntegerを使用してください。負の数値の場合は、セミコロンで区切った 2つめのパターンを使用します。

例 "#,#00.0#" -> 1,234.56

これは、最小 2桁の整数、1つの小数点、最大 2桁の小数位を意味します。

例: "#,#00.0#;(#,#00.0#)"(負の数値用はかっこで囲む)

負のパターンでは、最小と最大の桁数は無視されます。これらは、正のパターンで設定されるものとみなされます。

  public void applyLocalizedPattern(String pattern)

指定するパターンをこの Formatオブジェクトに適用します。このパターンの表記は、ローカル化されているものとみなされます。パターンとは、いろいろなフォーマット化特性に対する簡略仕様です。これらの特性は、いろいろな設定機能メソッドで個別に変更することもできます。

このルーチンで設定される整数の桁数に制限はありません。これが一般に、エンドユーザの要求だからです。実際の値を設定したい場合は、setMaximumIntegerを使用してください。負の数値の場合は、セミコロンで区切った 2つめのパターンを使用します。

例 "#,#00.0#" -> 1,234.56

これは、最小 2桁の整数、1つの小数点、最大 2桁の小数位を意味します。

例: "#,#00.0#;(#,#00.0#)"(負の数値用はかっこで囲む)

負のパターンでは、最小と最大の桁数は無視されます。これらは、正のパターンで設定されるものとみなされます。

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