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クラス java.lang.Float

java.lang.Object
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   +----java.lang.Number
           |
           +----java.lang.Float

public final class Float
extends Number
Float クラスでは、プリミティブな float 型の値をオブジェクトにラップします。 Float 型のオブジェクトには、float 型の単一のフィールドがあります。

さらに、このクラスでは、floatString に、また Stringfloat に変換するためのいくつかの方法のほかに、float を処理するときに便利な定数や方法を提供します。


Variable Index

 o MAX_VALUE
float 型の最大の正の値
 o MIN_VALUE
float 型の最小の正の値
 o NaN
float 型の NaN 値
 o NEGATIVE_INFINITY
float 型の負の無限大
 o POSITIVE_INFINITY
float 型の正の無限大
 o TYPE
プリミティブ型の float を表わすクラスオブジェクト

Constructor Index

 o Float(double)
float 型に変換された引数を表わす、新規に割り当てた Float オブジェクトを構築する。
 o Float(float)
プリミティブな float 型引数を表わす、新規に割り当てた Float オブジェクトを構築する。
 o Float(String)
文字列で表わされる float 型の浮動小数点値を表わす、新規に割り当てた Float オブジェクトを構築する。

Method Index

 o byteValue()
この Float の値を byte で返す ( byte にキャストする)。
 o doubleValue()
この Float の double 値を返す。
 o equals(オブジェクト)
このオブジェクトをある他のオブジェクトと比較する。
 o floatToIntBits(float)
単精度浮動小数値のビット表現を返す。
 o floatValue()
この Float オブジェクトの float 値を返す。
 o hashCode()
この Float のハッシュコードを返す。
 o intBitsToFloat(int)
指定されたビット表現に相当する単精度浮動小数を返す。
 o intValue()
この Float の整数値を返す (int にキャストする)。
 o isInfinite()
この Float 値が無限に大きい場合はtrueを返す。
 o isInfinite(float)
指定された数が無限に大きい場合はtrueを返す。
 o isNaN()
この Float 値が Not-a-Number (NaN) の場合はtrueを返す。
 o isNaN(float)
指定された数が特別な Not-a-Number (NaN) の値の場合はtrueを返す。
 o longValue()
この Float の long 値を返す (long にキャストする)。
 o shortValue()
この Float の値を short で返す (short にキャストする)。
 o toString()
この Float オブジェクトの文字列表現を返す。
 o toString(float)
指定された float 値の文字列表現を返す。
 o valueOf(文字列)
指定の文字列で表わした浮動小数値を返す。

Variables

 o POSITIVE_INFINITY
  public static final float POSITIVE_INFINITY
float 型の正の無限大です。

 o NEGATIVE_INFINITY
  public static final float NEGATIVE_INFINITY
float 型の負の無限大です。

 o NaN
  public static final float NaN
float 型の NaN 値です。

 o MAX_VALUE
  public static final float MAX_VALUE
float 型の最大の正の値です。

 o MIN_VALUE
  public static final float MIN_VALUE
float 型の最小の正の値です。

 o TYPE
  public static final Class TYPE
プリミティブ型の float を表わすクラスオブジェクトです。

Constructors

 o Float
  public Float(float value)
プリミティブな float 型引数を表わす、新規に割り当てた Float オブジェクトを構築します。

パラメータ:
value - Float で表す値
 o Float
  public Float(double value)
float 型に変換された引数を表わす、新規に割り当てた Float オブジェクトを構築します。

パラメータ:
value - Float で表される値
 o Float
  public Float(String s) throws NumberFormatException
文字列で表される float 型の浮動小数値を表す、新規に割り当てた Float オブジェクトを構築します。文字列は、あたかも valueOf の方法によるかのように float 値に変換されます。

パラメータ:
s - Float に変換する文字列
例外: NumberFormatException
その文字列に解析可能な数がない場合。
参照:
valueOf

Methods

 o toString
  public static String toString(float f)
指定された float 値の文字列表現を返します。

NaNNEGATIVE_INFINITYPOSITIVE_INFINITY-0.0、および +0.0 の値は、それぞれ "NaN""-Infinity""Infinity" "-0.0"、および "0.0" の文字列で表わされます。

d10-3 <= |d| <= 107 の範囲の場合は、[-]ddd.ddd のスタイルの 文字列 に変換されます。そうでない場合は、[-]m.ddddE±xx のスタイルの文字列に変換されます。

小数点の後は、必ず1桁以上です。その桁数は、隣り合う float 型の値からその引数を一意に区別するのに必要最低限の桁数です。

パラメータ:
d - 変換する float
返り値:
引数の文字列表現
 o valueOf
  public static Float valueOf(String s) throws NumberFormatException
指定の文字列で表わした浮動小数値を返します。

パラメータ:
s - 解析する文字列
返り値:
文字列 引数で表わされる値に初期化された、新しく構築されたFloat
例外: NumberFormatException
ただし、その文字列に解析可能な数がない場合。
 o isNaN
  public static boolean isNaN(float v)
指定された数が特殊な Not-a-Number (NaN) の値の場合はtrueを返します。 value.

パラメータ:
v - テストする値
返り値:
引数が NaN の場合は true。そうでない場合は false
 o isInfinite
  public static boolean isInfinite(float v)
指定された数が無限に大きい場合はtrueを返します。

パラメータ:
v - テストする値
返り値:
引数が正または負の無限大の場合は true。そうでない場合は false
 o isNaN
  public boolean isNaN()
この Float 値が Not-a-Number (NaN) の場合はtrueを返します。

返り値:
このオブジェクトで表わされる値が NaN の場合は true。そうでない場合は false
 o isInfinite
  public boolean isInfinite()
この Float 値が無限に大きい場合はtrueを返します。

返り値:
このオブジェクトで表わされる値が正または負の無限大 の場合は true。そうでない場合は false
 o toString
  public String toString()
この Float オブジェクトの文字列表現を返します。このオブジェクトで表わされるプリミティブな float 型の値は、あたかも、引数が1つの toString の方法によるかのように String に変換されます。

返り値:
このオブジェクトの 文字列 表現
オーバーライド:
クラス ObjecttoString
参照:
toString
 o byteValue
  public byte byteValue()
この Float の値を byte で返します ( byte にキャストします)。

オーバーライド:
クラス NumberbyteValue
 o shortValue
  public short shortValue()
この Float の値を short で返します (short にキャストします)。

オーバーライド:
クラス NumbershortValue
 o intValue
  public int intValue()
この Float の整数値を返します (int にキャストします)。

返り値:
このオブジェクトで表わされる float 値を int 型に変換し、その変換結果を返す。
オーバーライド:
クラス NumberintValue
 o longValue
  public long longValue()
この Float の long 値を返します (long にキャストします)。

返り値:
このオブジェクトで表わされる float 値を long 型に変換し、その変換結果を返す。
オーバーライド:
クラス NumberlongValue
 o floatValue
  public float floatValue()
この Float オブジェクトの float 値を返します。
返り値:
このオブジェクトで表わされる float
オーバーライド:
クラスNumberfloatValue
 o doubleValue
  public double doubleValue()
この Float の double 値を返します。
オーバーライド:
クラス NumberdoubleValue
 o hashCode
  public int hashCode()
この Float のハッシュコードを返します。

返り値:
このオブジェクトのハッシュコード値
オーバーライド:
クラス ObjecthashCode
 o equals
  public boolean equals(Object obj)
このオブジェクトをある他のオブジェクトと比較します。結果は、引数が null ではなく、このオブジェクトで表わされる floatと同じビットパターンを持つ、floatを表わす Float オブジェクトの場合だけ true です。

ほとんどの場合、たとえばクラス Floatf1 および f2 の場合、f1.equals(f2) の値は、

   f1.floatValue() == f2.floatValue()
 

の値も true のときだけ true なので注意してください。ただし、例外が2つあります:

返り値:
オブジェクトが同じ場合は true。そうでない場合は false
オーバーライド:
クラスObjectequals
参照:
floatToIntBits
 o floatToIntBits
 public static native int floatToIntBits(float value)
単精度浮動小数値のビット表現を返します。その結果は、IEEE 754 の小数点「sinle precision」ビットレイアウトに基づく浮動小数点引数の表現になります。

ビット 31 は浮動小数の符号を表わします。ビット 30-23 は指数を表わします。ビット 22-0 は浮動小数の有効部 (仮数と呼ばれることもあります)を表わします。

引数が正の無限大の場合、その結果は 0x7f800000 です。

引数が負の無限大の場合、その結果は 0xff800000 です。

引数が NaN の場合、その結果は 0x7fc00000 です。

パラメータ:
value - 浮動小数
返り値:
浮動小数を表わすビット
 o intBitsToFloat
 public static native float intBitsToFloat(int bits)
指定のビット表現に相当する単精度浮動小数を返します。引数は、 IEEE 754 の小数点「single precision」ビットレイアウトに基づく浮動小数の値の表現とみなされます。

引数が 0x7f800000 の場合、その結果は正の無限大です。

引数が 0xff800000 の場合、その結果は負の無限大です。

引数が 0x7f800001 から 0x7f8fffff の範囲、または 0xff800001 から 0xff8fffff の範囲の場合、その結果は NaN です。実際には、 All IEEE 754 NaN の値は、Java言語によっていっしょにまとめられて単一の値になります。

パラメータ:
bits - 整数
返り値:
同じビットパターンを持つ単一フォーマットの浮動小数値

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