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動的リコンフィギャラブルとは [2010/11/03 13:53] wasmii |
動的リコンフィギャラブルとは [2011/04/05 07:19] (現在) |
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* DRPA : 実行時に機能を切り替えることができるブロックを並べる(10-100個) | * DRPA : 実行時に機能を切り替えることができるブロックを並べる(10-100個) | ||
+ | {{:pe_connection.png|}} | ||
図:動的リコンフィギャラブルアーキテクチャの基本構成.PEの数は少ない. | 図:動的リコンフィギャラブルアーキテクチャの基本構成.PEの数は少ない. | ||
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+ | ====== PEの再構成によるデータパスの変更 ====== | ||
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+ | 動的リコンフィギャラブルアーキテクチャのPEの構成は,次の図のようになっています.(これはMuCCRA-3の例) | ||
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+ | {{:pe_structure.png|}} | ||
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+ | FPGAのスライスとはずいぶんと違います.論理素子(AND,OR)などではなく,レジスタアレイ,ALU,スイッチなどが入っています. | ||
+ | そして,これらのALU,レジスタアレイ、スイッチなどが1クロックごとに動作を切り替えていきます.たとえばALUだと,あるクロックでは加算,つぎのクロックでは乗算といった具合です. | ||
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+ | 瞬時に役割が切り替えられると,1つのPEが複数の役割をこなせると言うことがわかりますね. | ||
+ | 時分割された処理ならば,1つのPEが何役もこなすことができます.これが,動的リコンフィギャラブルアーキテクチャのPEの数が少なくて済む理由です. | ||
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+ | また,動的リコンフィギャラブルアーキテクチャはPEのアレイで構成されていますが,各PEの機能は規則正しく一斉に切り替わっていきます.こうすることにより,PEアレイ全体で構成されるデータフローを切り替えていき,プログラムを実行していくというわけです. | ||
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+ | {{:dataflow_exec.png|}} | ||
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+ | 図:動的リコンフィギャラブルアーキテクチャのアプリケーション実行の流れ.1クロックごとにデータの流れを変え,アプリケーション回路を実行していく. | ||