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15.4 コマンド annotate

Command: cvs annotate [-lf] [-r rev|-D date] files ...

files で指定された各ファイルについて、 幹の先頭リビジョンの内容と、各行が最後に修正された時の情報を、 併せて表示します。 以下に例示します:

$ cvs annotate ssfile
Annotations for ssfile
***************
1.1          (mary     27-Mar-96): ssfile line 1
1.2          (joe      28-Mar-96): ssfile line 2

ファイル `ssfile' は現在二行から成り、 `ssfile line 1' という行は 3月 27日に mary が格納しました。 そして 3月 28日に joe が、 `ssfile line 1' という行を修正せずに、 `ssfile line 2' という行を格納しました。 この報告では、削除されたり修正された行については何も分らないので、 cvs diff を用いる必要があるでしょう (「A.8 diff---リビジョン間の差分を見る」参照)。

annotate では、以下の標準オプションが利用できます (完全な記述は 「A.4 共通のコマンド・オプション」 参照):

-D date
date 以前の最も新しいリビジョンに註釈を付けます。
-f
`-D date'`-r tag' と一緒に指定します。 指定したリビジョンが見付からなかった場合、 (そのファイルを無視せずに) 最も新しいリビションに註釈を付けます。
-l
再帰的動作を抑制し、現在の作業ディレクトリのみで 動作します。「9 再帰的動作」参照。
-r tag
リビジョン tag に註釈を付けます。


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