CGI Environment

ＣＧＩ環境変数

サーバにはあらかじめ予約されている環境変数があります。この環境変数は CGI変数とも呼ばれ、CGIスクリプト上で使用することができます。Cの場合 getenv("変数名")関数を、Perl の場合$ENV{'変数名'} で取り出すことができます。

SERVER_SOFTWARE変数には、サーバソフトウェアのタイプが入ります。"サーバ名/バージョン"というフォーマットです。(例: NCSA/1.42)

SERVER_NAME変数には、WWWサーバのホスト名またはIPアドレスが入ります。

GATEWAY_INTERFACE変数には、WWWサーバが使用しているCGIのバージョン(一般にCGI/1.1)が入ります。

SERVER_PROTOCOL変数には、HTTPプロトコルのバージョン、一般にHTTP/1.0になっています。

SERVER_PORT変数には、WWWサーバがHTTPの通信に使用しているTCPポート番号が入ります。一般に80が使用されています。

REQUEST_METHOD 変数には、クライアントの要求のメソッドが入ります。このメソッドには7つのHTTPメソッド(GET, POST, HEAD, PUT, DELETE, LINK, UNLINK)のうち一つが入ります。

PATH_INFO変数には、CGIに渡すパス情報が入ります。従って、QUERY_STRING と同様に入力引数渡しとして使用する事もできます。

<A HREF="/cgi-bin/test-cgi/month=april/year=1995">サンプル</A>

のようにしたい場合、PATH_INFOには、 "/month=april/year=1995"が入ります。

PATH_TRANSLATED変数には、PATH_INFOのURL部に一致するシステムフルパス名が入ります。

SCRIPT_NAME変数には、このCGIスクリプトのパス名、URL形式で入ります。

QUERY_STRING変数にはGETメソッド形式で実行された場合の入力引数、"?"マーク以下全てが入ります。

REMOTE_HOST変数には、実行されたスクリプトのホスト名が入ります。

REMOTE_ADDR変数には、実行されたスクリプトのIPアドレスが入ります。

サーバがユーザ認証機能がサポートされていたり、スクリプトがプロテクトされている場合に使われている認証方式プロトコル名が入ります。現在サポートされている認証方式は、Basic、MD5などがあります。

スクリプトを実行したのユーザ名、サーバで認証機能が使われている場合にのみ送られます。

WWWサーバでidentが実行されていた場合、identによって返される値が含まれます。

POST形式で実行される場合の形式は application/x-www-form-urlencodedが入ります。

CONTENT_LENGTH変数には、CGIスクリプトがPOST形式で実行される場合の標準入力のバイト数が入ります。

HTTP_ACCEPT変数には、HTTP Acceptヘッダで定義されたブラウザが許している Content-typeのリストが入ります。全てが許される場合、'*/*'となります。

HTTP_USER_AGENT変数には、ブラウザの情報、ブラウザのプログラム名、バージョン番号等が入ります。一般には software/version library/versionという形式です。

直前に参照していたURL、ブラウザによって送らないものもあります。