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16.1 RCS キーワード

現在の RCS (リリース 5.6.0.1) が実装する キーワードのリストです:

$Author$
そのリビジョンを格納したユーザのログイン名。
$Date$
そのリビジョンを格納した日付と時間 (UTC)。
$Header$
標準のヘッダは、RCS ファイルのフルパス名, リビジョン番号, 日付 (UTC), 最終変更者, ファイル状態, (ロックされているならば) ロックしている人物という情報で 構成されます。 CVS を使用する場合、普通ファイルはロックされません。
$Id$
RCS ファイル名がフルパスでないことを除けば、 $Header$ と同じです。
$Name$
このファイルを取り出すときに使用したタグ名。
$Locker$
そのリビジョンをロックしている人物のログイン名。 (ロックされていなければ空です。 従って CVS を使用する限りは無意味です。)
$Log$
RCS ファイル名, リビジョン番号, 最終変更者, 日付 (UTC) から構成されるヘッダ行に続けて、 格納時のログ・メッセージを挿入します。 以前に挿入されたログ・メッセージを置き換えるのではなく、 新しいメッセージを $Log:...$ の次の行に挿入します。 挿入行の先頭には註釈符 (comment leader) が置かれます。 註釈符は `cvs admin -c' で変更可能です (「A.5.1 admin のオプション」参照)。 このキーワードは、 ソース・ファイルに全てのログを残したい場合には便利ですが、 問題点も幾つかあります (「16.5 キーワード $Log$ の問題点」参照)。
$RCSfile$
パスを含まない RCS ファイル名。
$Revision$
そのリビジョンを表わすリビジョン番号。
$Source$
RCS ファイルのフルパス名。
$State$
そのリビジョンの状態。 各リビジョンの状態は、`cvs admin -s' で割り当てることができます (「A.5.1 admin のオプション」参照)。


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