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4.6.2.2 パスワード認証によるクライアントの使用

サーバに接続する前に、 使用者はコマンド cvs login を用いて ログインする必要があります。 サーバのパスワード確認と同時に、 後のサーバとの処理のためにパスワードを保存します。 コマンド cvs login は、 与えられた引数もしくは環境変数 CVSROOT から、 使用者名, サーバ名, リポジトリへのフルパス等の必要な情報を取得します。

cvs login は対話的にパスワード入力を促します:

cvs -d :pserver:bach@chainsaw.brickyard.com:/usr/local/cvsroot login 
CVS password: 

サーバによりパスワードが照合され、 正しければ login が成功しますが、 誤りであれば失敗して、パスワードが正しく無いと文句を言います。

ログインが成功した後、 ログイン時に記録されたパスワードを用いて認証を行ない、 CVS がサーバに直接接続します:

cvs -d :pserver:bach@chainsaw.brickyard.com:/usr/local/cvsroot checkout foo

CVS がサーバに接続する際、 :pserver: が無ければ、 rsh が用いられます (「4.6.1 rsh で接続する」参照)。 従って、必ず :pserver: を付加して下さい。 (一旦作業コピーを取り出した後、 作業ディレクトリ中で CVS を実行する場合には、 面倒なリポジトリの指定は必要ありません。 作業コピーのサブディレクトリ `CVS' に、 引数のリポジトリが記録されているためです。)

パスワードは、既定ではファイル `$HOME/.cvspass' に保存されます。 ファイルは人が読める書式で書かれていますが、 十分な知識無しに編集してはいけません。 パスワードは平文ではありませんが、 "悪気無く"見られる事 (つまり、システム管理者が偶然そのファイルを見付け、 不注意に見るといった事) を防ぐための、 簡単な暗号化しかしていません。

環境変数 CVS_PASSFILE は、既定値に優先します。 この環境変数を使用するのであれば、 cvs login を実行する前に設定しなければいけません。 cvs login を実行した後に設定した場合、 その後の CVS コマンドは、 サーバに送るパスワードを見付けられません。

環境変数 CVS_PASSWORD は、 記録された他の全てのパスワードに優先します。 この環境変数が設定された場合、 CVS は、全てのパスワード認証においてこれを使用します。


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